映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

パパが保護者会に来ない理由

今日は、ムスメ(1歳10ヶ月)の保護者会でした。

ムスメが次男S(4歳)と同じ保育園に4月から転園してから、ムスメのクラスでは初めての保護者会でした。

先日行われた次男のクラスの保護者会では、通園3年目にして、初めてパパが他に2人来ていたので、「今回ももしかしたらパパがいるかも?」と淡い期待を抱いていました。

しかし、年齢が低いほど「保護者」は女性だけになって来るので(例えば健診や集団予防接種など)、予想していたことですが、参加者で男性は僕だけでした。

保護者13名中、ママが12名、保育士&園長6名全員女性だったので、19人という集団の中、女性18名に対し男性1名だったということです。

この状況ですでに、「イヤだ」と拒否反応が出る男性もいるかと思います。

現に、共働き子育て家庭で、ママの予定が合わなかったのでパパが保護者会に行ったところ、女性しかいなかったので、「もう行かない!」という態度を取ったパパの話は耳にすることがあります。

でも、今回の保護者会では、単に「女性が多い」というだけの理由ではなく、もっと違う問題が潜んでいるように思いました。

それは何かと言うと、

そこに自分がいないかのように振る舞われる

ということです。

単に少数であるということと、自分自身がその場にいないことのように扱われることは全く違います。

少数であることは少数であることに対する慣れの問題でもあるので、「場慣れ」が出来ますが、いないかのように扱われることは慣れることは出来ませんし、慣れようとも思いません。

具体的にどのようなことが「自分がいないかのように扱われた」と感じたかと言えば、

・「保護者」会なのに、保育士がこちらに呼びかける時は必ず「お母さん(たち)」。

・話題の基本も「お母さん」という属性にあるもの。

この2つです。

この2つのことから、例えば「お母さんたちは料理してるからお子さんの食事(栄養)にも気にかけているかと思います。」とか、「お母さんたちはお仕事もされて、その後お家のこともして大変だと思います。」とかいう話が延々と繰り出される訳です。

僕としては、「食事を99%用意しているのは、お父さんである僕なんだけど」とか、「朝起きて家事をして、子どもたちを保育園に送って、仕事に行って、終わったらお迎えして、帰って来て食事作って、家事をして、さらに週末や仕事帰り、休憩の合間に買い物に行くのは全部お父さんである僕なんだけど」とか思うわけです。

言っている人たちは何気ないのでしょうが、何気ないということはつまり「母親が家事も育児も多くの部分を担っている」という認識以外のことを想像出来ていない訳です。

そこには「家事の多くを担っている父親」も「育児の多くを担っている父親」も認識されていないし、想像もされていないのです。

つまり、保護者会の間中、少なくとも保育士さんたちの中には、僕の存在はないのです。

単に「お母さん(たち)」という呼びかけ、言葉の問題ではなく、認識として僕という存在はいないんだな、とことごとく思わされるのです。

これでは、せっかくパパが時間を作って保護者会に参加しても、「もう行かない」と言うのは当たり前だと思います。

「保護者」会という名前なのに、もし、「お母さん」だけを対象としているならば、最初から「お母さん」会にすれば良いんじゃない?と皮肉も言いたくなります。

余談ですが、保護者会に行ったら、保育士さんに「今日【は】お父さんなんですねー」と言われたので、「いつも僕です」と言ったことをツレに言ったら、「【いつも】じゃないでしょ!」と反論され、ケンカになりました。

T(6歳)、S、Mの保護者会は、最近はツレの割合が高くなってきましたが、通算だとまだまだ僕の方が行っているはずなのですが…。

ツレにもケンカをふっかけられたので、本当に今後は保護者会に顔を出すのをやめようかな、という気持ちになっています。