映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

読書-本・雑誌

三浦しをん『あの家に暮らす四人の女』

ラジオにもたまに出ている三浦しをんさんの小説を読んでみました。 本当はラジオ番組に出ていた時に話題になっていたのは『ののはな通信』なのですが、そちらはまだ単行本なので、文庫で読める本の中で興味が沸いたこの作品にしてみました。 ちなみに、先日…

武田友紀『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』

HSP(High Sensitive Person)という言葉を聞いたことがありますか? 僕が初めてこの言葉を聞いたのは、経済評論家の勝間和代さんがやっている無料のメールマガジンで、メールマガジンには勝間さんがどうやって料理をしているかや、どういう端末を持ち歩いて…

マイケル・ボーンスタイン、デビー・ボーンスタイン『4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した』

いつも聞いているラジオ番組(荻上チキ Session-22)で話題の本として、アウシュヴィッツから生還したポーランド系ユダヤ人父娘が書いた本と、2人へのインタビューが紹介されていました。 【音声配信】特集「話題のノンフィクション『4歳の僕はこうしてアウ…

内澤旬子『身体のいいなり』

いつも聞いているラジオ番組(荻上チキSession-22)を聞いているときに、オープニングトークで内澤旬子さんの本が触れられていました。 内容に深く触れるというよりは、タイトルの「身体のいいなり」ということについて実感する出来事があった、という流れで…

岸政彦『はじめての沖縄』

この秋は、沖縄で知事や名護市長選挙があり、メディアでも様々な角度から沖縄やその選挙について取り上げられていました。 ネットメディアではポリタスに載っていた樋口耕太郎さんの論考が秀逸だったのですが、改めて沖縄について、知るところから初めてみよ…

木皿泉『二度寝で番茶』

先日Instagramをなんとなしに流し見ていたら、友人が読んだ本をあげていました。 友人があげていたのは木皿泉さんの『お布団はタイムマシーン』だったのですが、僕は木皿さんの書いたものは『昨夜のカレー、明日のパン』しか読んだことがなかったので、読ん…

鈴木るりか『さよなら、田中さん』

以前、村田沙耶香の『授乳』について書いたら、大学時代にスリランカに一緒に行った友人が、「最近読んだ中では気に入っている」とのことで教えてくれた本です。 スリランカに行った理由は、その前に起きたスマトラ沖地震による津波被害に遭い、さらに当時民…

借金玉『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』

以前から気になっていた本なのですが、(主に値段が理由で)手を出さずにいたのですが、最近またよく聞いているPodcast(本と雑談ラジオ)でも取り上げられていたので(第70回『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』『睡蓮』: 本と雑談ラジ…

斉藤章佳『男が痴漢になる理由』

以前から気になっていた本だったのですが、電子書籍でも僕にとっては結構高いのでためらっていましたが、読み物だけでなく、Podcastやラジオなど、僕が日常的に接している情報源で取り上げられていたので、手に取ってみました。 いろんな番組などで言及され…

河野裕子、永田和宏 『たとへば君 四十年の恋歌』

1人で暮らすようになってから、「書く」ということが多くなりました。 元々あんまりしゃべるのはうまくないと思っていて、このブログ含め、大学生の時に始めたブログは、いろんな所に場所を移動しながらも、15年近く続けていますし、日記もただ出来事を羅列…

水島広子『対人関係療法でなおす うつ病』

先日書いた細川貂々さんと水島広子さんの『それでいい。』という、対人関係療法についての本、日本では保険適用ではないのですが、認知行動療法のように、うつ病に対する精神療法として、確固たる研究結果と実践に基づくものだということが書かれていました…

早坂類『睡蓮』

最近また聞くようになったPodcastで取り上げられていた小説を読んでみました。第70回『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』『睡蓮』: 本と雑談ラジオ 内容に触れる前に、読んでみようと調べてみたら、紙のものとKindle版の値段がかなり違っ…

細川貂々、水島広子『それでいい。』

医師から突然、薬を飲まなくても良いと言われ不安になっていたからか、 ある本が目に留まりました。 (目に留まるとは言っても、そもそもAmazonで表示されたので、類似本を買っていた履歴があることや、そのとき類似本を見ていたということなのですが) それ…

木原音瀬『箱の中』

ライフスタイルが激変してしまったので最近はあまり聞けていないのですが、 漫画家の古泉智浩さんと歌人の枡野浩一さんが本の感想を話したり雑談したりするPodcastをたまに聞いています。 昨年、その中で2人の人生での重要な本5冊を紹介するというものがあ…

穂村弘『本当は違うんだ日記』

*この文章はさくらももこさんの死去の報道前に書き、その後少し修正しました。 さくらももこのエッセイから僕の読書体験は始まった。 よく作家のインタビューなどで、小さな時にどんな本が好きだったか、どんな本を読んでいたのかが語られているけれど、僕…

マーサ・スタウト『良心をもたない人たち』

毒親やパートナーシップについて書いている、あるコラムニスト(アルテイシアさん)の文章がいつも共感できるものなので、ウェブ上にあるものを見つけてはよく読んでいます。 そのコラムニストの方が恋愛などの相談にのるというか悩みを聞くというものがある…

村田沙耶香『授乳』

ちょっとした時間を潰すために、本屋さんに寄りました。 最近では本屋さんが近くになくなってきただけでなく、今は大きな書店があるような街からも離れてしまったので、本屋さんに寄るのはとても貴重な機会になってしまいました。 そこで、手に取った本です…

ジェフリー・アーチャー『15のわけあり小説』

通勤時間が結構かかるようになったので読書する時間が増えました。けれど、電車に乗っている時間に読書していると、どうしても途切れ途切れになってしまって、物語を読んでいると映画で言えば10分くらいを何度も観るような感覚になります。そこで、1つの手…

町山智浩『トラウマ映画館』

ちょっと前に読んだ『トラウマ恋愛映画入門』に引き続き、町山智浩さんの映画評が載っているこの本を読んでみました。本当は、こちらの『トラウマ映画館』が先に書かれて出版されたものなのですが、タイトルの『トラウマ映画館』から、僕が苦手なホラー作品…

益田ミリ『痛い靴のはき方』

娘が実家にお泊まりに来ていた際、娘の夏休みの宿題で本を読む、ということがあるようだったので、僕も一緒になんか読んだ方が良いだろうな、とそのときたまたま新聞広告に載っていたこの本を買いました。新聞広告を見たのはたまたまだったのですが、益田ミ…

深谷かほる『夜廻り猫』

手塚治虫文化賞などを受賞しているので知っている人もかなりいると思いますが、『夜廻り猫』の一巻がKindleで無料だったので、早速読んでみました。 夜廻り猫(1) Kindle版 元々は作者の深谷かほるさんがTwitter(@fukaya91)で投稿していた短編マンガなの…

町山智浩『トラウマ恋愛映画入門』

1人で暮らすようになってから頻繁に映画を観るようになり、先日紹介した本の著者であり映画評論家の町山智浩さんの映画紹介なども目にするようになりました。 先日読んだ本のは、映画にももちろん絡んでいたものの時勢のコラムだったので、今回は映画そのも…

花田菜々子『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』

家族と暮らしていた3月までも新しく誰かと出会う、という機会はそもそもそんなにない生活を送っていたのですが、今は、1日誰とも会話をしないということも割と多くなりました。そもそもそんなに会話が必要な気質ではなかったようで、3人の子どもたちと必…

山崎啓支『マンガでやさしくわかるNLP』

先月いただいたコメントで「参考になるかも」ということで紹介していただいたEMIさんのブログで触れられてた、NLP(神経言語プログラミング)というもの、ネットの検索だけでは定義ややり方などよく分からなかったので、本を読んでみました。EMI オフィシャ…

町山智浩『マリファナも銃もバカもOKの国』

いわゆる「積読(つんどく)」していた本なのですが、読んでみました。電子書籍で買った本なのですが、なぜ買ったのかは全く覚えていないのですが、読んでみようと思ったのは、最近映画を沢山観ていることもあって、映画評論家の町山智浩さんの評論を目にし…

『男の価値は年収より「お尻」!? ドイツ人のびっくり恋愛事情 』

先日読んだ『孤独とセックス』で紹介されていた本が気になったので読んでみました。どういう文脈で紹介されていたのかというと、恋愛や結婚などのパートナー関係を、制度に合わせるのではなく、関係性を重視するようにパラダイムシフトをしようという、「あ…

荻上チキ『いじめを生む教室』

毎日聴いているラジオ番組(荻上チキSession-22|TBSラジオ)のパーソナリティで評論家の荻上チキさんがこの夏新著を連続で出されていて、その中の一冊がこれは読まなければ、という内容だったので、出版早々読みました。 いじめを生む教室 子どもを守るため…

坂爪真吾『孤独とセックス』

先月は、活字4冊、漫画66冊を読み、映画など映像作品23作品を観ました。 うつの症状で活字が頭の中に入ってこないということがあり、相変わらず漫画を大量に読んでいますが、4月はほとんど活字の本を読めなかったのが、少しずつ活字も読めるようになっ…

レベッカ・ブラウン『体の贈り物』

バイトへの通勤時間が往復2時間ほどあるので、以前よりも割と読書をする時間が増えました。 電車に乗っているとスマホでゲームをしたり、SNSをしている人をよく見かけますが、僕の場合は、家族と暮らしていたときの方が隙間時間が短かったのでゲームをして…

#私を救ってくれた本

先日、cakesで以下の記事を読みました。 cakes.mu 翻訳家、エッセイスト、洋書書評家の渡辺由佳里さんの記事で、有名人の自死の報道からご自身のうつの経験を綴り、「「うつ」の処方箋としての「読書」」というものを紹介していました。 私にとって効果があ…