映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

読書-本・雑誌

橋本治『橋本治のかけこみ人生相談』

何で目にしたのか気になったのか自分でまるで思い出せなくて、調べたら出てきました。 歌人の東直子さんによる新聞の紹介欄でした。 文庫なのでいつか読もうと思いチェックしていたのでした。 book.asahi.com 橋本治のかけこみ人生相談 (幻冬舎文庫) 橋本治…

寮美千子『あふれでたのはやさしさだった』

新聞の書評で紹介されていて、興味を持ち読んでみた本です。 book.asahi.com あふれでたのは やさしさだった 奈良少年刑務所 絵本と詩の教室 西日本出版社 あふれでたのはやさしさだった 奈良少年刑務所 絵本と詩の教室 内容紹介(西日本出版社より)奈良少…

樹木希林『この世を生き切る醍醐味』

先日、何かの折りに樹木希林さんに関する記事を読みました。 dot.asahi.com 生前、朝日新聞の記者がインタビューした様子が書かれていて、樹木さんは「本にはしないで」と言っていたけれど、出版することになった、とのことでした。 樹木希林さんの『一切な…

キム・スヒョン『私は私のままで生きることにした』

以前紹介した小説チョ・ナムジュさんの『82年生まれ、キム・ジヨン』と同じ時期に知り、気になっていた本です。 読もうか(買うか)悩んでいたのですが、友人たちとの待ち合わせ場所に早く着き、目の前にあった小さな本屋さんで積まれていたので、パラパラと…

矢部太郎『大家さんと僕 これから』

以前紹介したこともある矢部太郎さんの『大家さんと僕』、その後、大家さんが亡くなったことはニュースで知っていましたが、前作がとても良かったので、続編のこの作品も読んでみました。 大家さんと僕 これから 矢部太郎 『大家さんと僕 これから』 | 新潮…

滝沢秀一、滝沢友紀『ゴミ清掃員の日常』

新聞記事で以前読んでとても良かった、マシンガンズ滝沢さんの新刊が紹介されていました。 前作『このゴミは収集できません』がとても良かったので、新刊も早速手に取って読んでみました。 digital.asahi.com ゴミ清掃員の日常 『ゴミ清掃員の日常』(滝沢 …

長沼睦雄『10代のための疲れた心がラクになる本: 「敏感すぎる」「傷つきやすい」自分を好きになる方法 』

自分がHSPだと分かってから、HSP関連の本を読むようになりましたが、今回は書籍で読んだのではなく、cakesでの連載が終わった(=読み切った)ので、感想を書いてみます。 著者は以前紹介した『「敏感すぎる自分」を好きになれる本』と同じ長沼睦雄さんです…

瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』

姫野カオルコさんの『彼女は頭が悪いから』、樹木希林さんの『一切なりゆき』と同じ時に電子書籍だと50%還元セールの対象になっていたので、ポチった作品です。 ちょうど本屋大賞を受賞したときだったのですが、それ以前から各所(主にラジオ)で書評を聞い…

樹木希林『一切なりゆき』

樹木希林さんが亡くなったという報道を聞いた時、本当に衝撃的でした。 「万引き家族」を観たばかりでしたし、たしか『日日是好日』公開中でのことで、希林さんが「がん」であることは知っていましたが、なんだかんだで作品には出演しているし、がんは今では…

鈴木大介『脳が壊れた』

著者の鈴木大介さんの他の作品をいくつか読んだこともあって、いつか読もうと思ってはいたのですが、先日紹介した荻上チキ、ヨシタケシンスケ『みらいめがね それでは息がつまるので』でチキさんが触れていたので読んでみました。 脳が壊れた (新潮新書) 鈴…

ヤマザキマリ『ヴィオラ母さん』

前から読みたいなぁ、と気になっていたのですが、単行本は高いので基本的に買わないようにしているのですが、ついポチってしまいました。 が、結果的にとても良かったです。 もの凄く良かったです。 今の自分に必要なことが沢山詰まった本でした。 ヴィオラ…

西村賢太『小説にすがりつきたい夜もある』

読んでいる新聞で毎回楽しみにしているのが、哲学者の鷲田清一さんの「折々のことば」という欄です。 大学生の時に鷲田さんの本をかなり読んでいたことや、どんなに忙しくても短い言葉を紹介する欄なので読めること、そして、そのちょっとした言葉にはどんな…

穂村弘『世界音痴』

先日書いた荻上チキ、ヨシタケシンスケ『みらいめがね それでは息がつまるので』でチキさんが触れていたので読んでみた本です。 穂村さんの本は去年『本当は違うんだ日記』を読んだのが初めてだったのですが、それが面白かったので、この本もきっと面白いに…

中島らも『今夜、すべてのバーで』

前から「読みたいなぁ」と思っていて、出版が結構前の本なので古書店に寄る度に探していたのですが、どこにも売っておらずそのままだったのですが(近所に図書館もなく)、先日、違う本を購入しようと書籍サイトを開いたら、パッとこの本が表示されたので、…

姫野カオルコ『彼女は頭が悪いから』

発売された当初から読みたいなぁ、と思いつつ、値段が高いので(2000円弱)文庫になるまで待とうと思っていたのですが、この春にまた脚光を浴びていたので、読みたいなぁ、と思っていたら、電子書籍だと50%分ポイント還元(実質半額)キャンペーンの対象に…

荻上チキ、ヨシタケシンスケ『みらいめがね それでは息がつまるので』

いつも(ラジオクラウドで)聞いているラジオ番組Session22のパーソナリティを務める荻上チキさんの新刊が出るということで予約して買いました。 チキさんの本は今までもいくつか読んできたものの、予約購入してまで読んだ理由は、共著者がヨシタケシンスケ…

長沼睦雄『「敏感すぎる自分」を好きになれる本』

季節の変わり目というか、今年は特に5月6月の毎日の気温の変化の大きさもあるのか、心身共にぐったりする日が続いていました。 新しい仕事が始まった緊張もあるとは思うのですが、中々生きづらいなと思う日々の中で、少し気を落ち着かせてもらっているが、…

ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』

去年からずっと読みたいと思っていた小説をようやく読むことが出来ました。 読みたいと思った理由は、ラジオで数回紹介されていたからで、単行本(は手が出せる値段ではない)なので最初は、読めるのはずっと後かなぁ、と思っていたのですが、今は時間的に中…

荻上チキ『彼女たちの売春』

先日書いた 武田砂鉄『紋切型社会』と同じく、単行本の時から気になっていたけれどなかなか手を出せず、文庫になっていたのを知り、手に取って読んでみました。 彼女たちの売春(ワリキリ) (SPA!BOOKS) Kindle版 荻上チキ 『彼女たちの売春』 | 新…

武田砂鉄『紋切型社会』

ちょっとした時間が空き、喫茶店に入るまでもなかったので、ふと、駅前にあった小さな本屋さんに入ってみました。 大きな本屋さんに行くのはとても好きなのですが、その本屋さんは、すごく小さなスペースに、店主(あるいは書店員)の趣向、思考がくみ取れる…

ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』

話題になっているのは知っていたものの、中々手が出なかったのですが、購読している無料のメールマガジンで勝間和代さんが触れていたので読んでみました。 自分の行動を変える本ってすごいと思います(2019年2月11日月曜日:勝間和代メールマガジン) 勝閒さ…

チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』

昨年、いろんなラジオ番組でこの作品の書評について聞きました。 もちろんそれは内容についての良さを語るものだったのですが、僕が興味を惹かれたのは、タイトルにあるとおり主人公が82年生まれと、僕と同じような年代であること、そして、人口規模が日本の…

今村夏子『こちらあみ子』

去年だったか一昨年だったか、書評を読んで読みたいなぁ、と思った作品があります。 その作品は『星の子』というものなのですが、中々文庫にもならず、近所に図書館もないので読む機会が無いなぁ、と思っていたら、同じ著者によるこの作品の評価も高かったの…

益田ミリ『きみの隣りで』

就活やらバイト(パート先)がブラック化したり、調停があったりしたので中々ゆっくり本を読む時間と精神的な余裕が無かったのですが、新聞で益田ミリさんの新刊発売の広告を見つけたので読んでみました。 きみの隣りで (幻冬舎文庫) きみの隣りで | 株式会社…

プラド夏樹 『フランス人の性 なぜ「#MeToo」への反対が起きたのか』

先日、こんな記事を読みました。 gendai.ismedia.jp 日本とフランスとの社会生活の違いについて書かれたもので、これ自体興味深い内容だったのですが、そんな時に、こんな本を目にしました。 フランス人の性~なぜ「#MeToo」への反対が起きたのか~ (光文社…

泉谷閑示『「普通がいい」という病』

ずっと積ん読してあった本なのですが、先日読んだ武田友紀さんの『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』の巻末注に記載があったので、引っ張りだして(というか電子書籍で購入してあったので、ダウンロードして)読んでみました。…

姫野桂『発達障害グレーゾーン』

確かTwitterだったような気がするのですが、気になるタイトルの本が流れてきたので、出版してから間がなかったので、レビューなどはまだついていなかったのですが、手に取って読んでみることにしました。 気になった理由としては、以前、元配偶者から僕が「…

レベッカ・ソルニット『説教したがる男たち』

「#MeToo」ムーブメントの中で新しく知ることになった「マンスプレイニング」という言葉があります。 男を意味する「man」(マン)と解説を意味する「explain」(エクスプレイン)をかけ合わせた言葉です。 一般的には「男性が、女性を見下す、あるいは偉そ…

聖書協会共同訳『聖書』

世界で一番読まれている本であるキリスト教の『聖書』の新しい翻訳版が昨年末に出版されました。 日本ではキリスト教徒は少ないので(多く見積もって200万人)、読んだことのない人も多いかも知れませんが、日本全国にはキリスト教系の学校法人が221、高等教…

カーソン・マッカラーズ『結婚式のメンバー』

久しぶりに小説を読みました。 (実際は、他にもいくつか小説を読んでいたのですが、いずれも途中で挫折していました。) 結婚式のメンバー (新潮文庫) カーソン・マッカラーズ、村上春樹/訳 『結婚式のメンバー』 | 新潮社 著者:カーソン・マッカラーズ(…