映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「しあわせはどこにある」

一緒にいても不幸になるということだけは分かるので、元配偶者とやり直したいという気持ちは全くないのですが、自分にとって幸せとはなんなのか、ということを時々考えます。 安定した職に就いてもおらず、同級生たちの稼ぎの3分の1も稼いでいませんが、誰…

細川貂々、水島広子『それでいい。』

医師から突然、薬を飲まなくても良いと言われ不安になっていたからか、 ある本が目に留まりました。 (目に留まるとは言っても、そもそもAmazonで表示されたので、類似本を買っていた履歴があることや、そのとき類似本を見ていたということなのですが) それ…

「メゾン・ド・ヒミコ」

実家で生活している僕より年上の同僚が、特に仕事があるかどうかについて、ポロッとこの後生きていけるのだろうか、という不安を口にしていました。 外国人を積極的に入れようとしているくらいだし、今でもコンビニや飲食店など、ちょっときつい仕事では外国…

相手と合わなかった理由を考える

先日観た映画「しあわせはどこにある」 で、「幸せとは?」という問いに対して、主人公だったり主人公が出会った人々の答えが14の言葉になっていましたが、この映画にヒントを得て、自分と元配偶者のどこが合わなかったのかということを考えてみることにしま…

「水曜日のエミリア」

主夫だった以前程ではないものの、割と限られた人としか関わることのない生活をしているので、パートナーや子どもがいる人と恋愛関係になる、という出来事を自分のこととして感じた経験がありません。 「不倫だ!」とか騒ぐ以前に、そもそもそんな関係になり…

福満しげゆき『中2の男子と第6感(1)』

去年書いた『妻に恋する66の方法』と同じ福満しげゆきさんの『中2の男子と第6感』の一巻がKindleで無料だったので読んでみました。 『妻に恋する66の方法』は今も読み続けていますが、最初どうにか元配偶者との溝を埋められないかと試行錯誤する中で読…

「ゲット・アウト」

ホラー映画が苦手だと言いつつも、Amazonでの評価が高かったので観てみました。 といっても、やっぱり苦手なので、カバーの写真がどう見てもホラーというか恐いので、ダウンロードしてから実際に観るまで10日くらいかかりました…。 ゲット・アウト(字幕版)…

鶴谷香央理『メタモルフォーゼの縁側(1)』

なるべく節約しようという生活を送っているので、新しい漫画作品に手を出すことは控えているのですが、以前書評を読んで気になっていた作品が違うところでも「良かった」と勧めていたので、買って読んでみました。 最初に読んだ書評は新聞に載っていたもので…

「アイアムアヒーロー」

原作の漫画を少し読んだことがあり、劇場公開された当時から観たいなとチェックしていた作品がAmazonで観られるようになっていたので、観てみました。 アイアムアヒーロー youtu.be 映画『アイアムアヒーロー』Bluray&DVD特設サイト 作品データ(映画.comよ…

虫刺され?

この夏捻挫した足首が思いの外重傷だったようで、腫れは引き、しこりが残っているものの1ヶ月以上経っても痛みが引きません。 病院に行けば良いのかも知れませんが、深刻な痛みでもないのですが、変にかばって歩いているのか、違う所が痛みを感じやズレを感…

「ディス/コネクト」

最近、ネット断捨離をし始めました。 そのことについてはまた改めて書きたいと思っているのですが、子どもたちのゲーム機(Switch)含め、あらゆるものがネットと接続されるようになり、なんとなくイヤだなと思っていても、それに抗って生活することの方が逆…

立場や環境が人に与える影響

いきなりですが、AとBという2人について、成育歴というか経歴というか家族環境を載せてみます。 この2人から何か読み取れるでしょうか。 A・1970年半ば生まれ・都内中高私立一貫校出身・都内国立大学、私立大学院卒・毎日「先生」と呼ばれる仕事・年収は…

「ローマでアモーレ」

毎年一作品を公開し続けてきたウディ・アレンが今年の作品はお蔵入りかも知れない、というニュースを聞いて、少し複雑な気持ちになっています。 映画監督ウディ・アレン、休業状態に追い込まれる | ciatr[シアター] もちろん性暴力やセクハラはあってはなら…

薬を減らす

うつ病デイケアもある病院に通うようになって約半年、ここ数か月は3週間に1度の通院で、処方される薬も変わらずにいたのですが、先日の診察で、薬を飲まなくても良い、と言われました。 処方されていた薬は2種類で、SNRIに分類される抗うつ薬と催眠薬です…

「裁きは終りぬ」

僕は大学の時、キリスト教を学んでいました。 キリスト教といっても聖書そのものを読み込む、ということではなく、アメリカでは常に政治的に大きなトピックである人工妊娠中絶、安楽死や尊厳死、日本での最近の話題だと出生前診断などをキリスト教的にどのよ…

健康診断で初めて引っかかった項目

先日、出勤したところ、ちょっと前に行った健康診断の結果が渡されました。 最初の数年は何も指摘されることがなかったのですが、その後心臓の異音が指摘されるようになりました。 心臓の異音は再検査することなく放っておいたら、骨髄移植のドナーになった…

「マドモアゼル」

今回観た映画も先日紹介した『妖精たちの森』と同様、町山智浩さんの『トラウマ映画館』で紹介されていて、本の表紙に使われている映画です。 モノクロの映画は久しぶりだったのですが、最初慣れるまでは想像力が働かず、なんというか、夢の中にいるような感…

木原音瀬『箱の中』

ライフスタイルが激変してしまったので最近はあまり聞けていないのですが、 漫画家の古泉智浩さんと歌人の枡野浩一さんが本の感想を話したり雑談したりするPodcastをたまに聞いています。 昨年、その中で2人の人生での重要な本5冊を紹介するというものがあ…

「マンマ・ミーア!」

今年の夏は何回か映画館で映画を観る機会がありました。 そこでよく流れていた予告編作品の1つが「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」でした。 前作の「マンマ・ミーア!」は観たことがなく、(僕の苦手な)ミュージカルだとはわかっていたのですが、ABB…

ネット断捨離

1人で暮らす生活も半年近くになり、ネット環境というか、使い方を見直すことにしました。 きっかけは、子どもたちと面会することも今後ないだろう、ということで、子どもたちに頼まれて入れたアプリを消そうと思ったことです。 子どもたちに頼まれて入れて…

「アメリカン・ハニー」

いつも聞いているラジオ番組のゲストとして、グッチーズ・フリースクールが出演していました。 www.tbsradio.jp Gucchi's Free School(グッチーズ・フリースクール) グッチーズ・フリースクールとは、日本未公開映画の紹介、上映を企画・運営する団体だそ…

最後の面会

今年は9月1日、2日が土日だったので、子どもたちが通う小学校は始業式が9月3日でした。 7月の面会で長女が希望していた、僕の実家での僕とのお泊まりの2回目を8月末から9月にかけて行いました。 当初は長女だけと過ごす予定でしたが、実家近くにあ…

「妖精たちの森」

先日読んだ町山智浩さんの『トラウマ映画館』で紹介されていた映画はいろんな事情で観られないものもあるのですが、先日TSUTAYAディスカスで旧作が一本77円だったときに借りて観ました。 妖精たちの森 [DVD] 作品データ(映画.comより)監督 マイケル・ウィ…

チームラボ ボーダレス

子どもたちの夏休みが終わる8月末、長女のリクエストで僕の実家にお泊まりました。 7月のはじめに、初めて面会した際、長女が僕の実家にお泊まりしたい、と言っていたので、元配偶者に伝えたところ、長女は4泊したい、お父さん(僕)と一緒にお泊まりした…

「ボーイズ・オン・ザ・ラン」

漫画(『ボーイズ・オン・ザ・ラン』)では最初の数巻を読んだことがあったのですが、読み切っておらず最後どうなるのか知らなかったのですが、Amazonで無料で観られたので観てみました。 ボーイズ・オン・ザ・ラン 作品データ(映画.comより)監督 三浦大輔…

穂村弘『本当は違うんだ日記』

*この文章はさくらももこさんの死去の報道前に書き、その後少し修正しました。 さくらももこのエッセイから僕の読書体験は始まった。 よく作家のインタビューなどで、小さな時にどんな本が好きだったか、どんな本を読んでいたのかが語られているけれど、僕…

「変態だ」

以前、大学時代の友人の呼びかけで、家のリフォームというか、リノベーションをほんの少しだけ手伝わせてもらったことがあります。 土台と枠組みはそのままでしたが、リノベーションというか、リビルドといった方が良いのでは、と思うくらい作り直していたの…

「ペンギン・ハイウェイ」

以前、子どもたちと面会した際、観たいと言われていた「ペンギン・ハイウェイ」を観に行きました。 最初にこの作品を観たいと言われていたのですが、まだ公開していなかったので、そのときは「インクレディブル・ファミリー」を観に行き、今回改めて次男から…

「グランド・イリュージョン」

僕が初めて目の前で見たマジックは多分、今やすっかり有名になってメンタリストと名乗っている方のものでした。 通っていた教会のクリスマス時期のお祝いに、イベント関連の仕事をしていた方が連れて来て、マジックを披露してくれました。 あの頃はまだメデ…

マーサ・スタウト『良心をもたない人たち』

毒親やパートナーシップについて書いている、あるコラムニスト(アルテイシアさん)の文章がいつも共感できるものなので、ウェブ上にあるものを見つけてはよく読んでいます。 そのコラムニストの方が恋愛などの相談にのるというか悩みを聞くというものがある…