映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

2021年の感想

もうかなりの間、自分としては多分これ以上なかったくらい文章を書くということをしていなかったこの1年。
その理由としては、2021年というこの1年「何もなかったな」ということしか思い浮かばないからなのだと思います。

何もなかった、と他の人に言えば、転職し、引っ越し、8月末頃からバドミントンを始めたので、色々あったじゃん、と言われるのだろうけれど、自分としては、本当に何もなかったというのが正直な所です。

というのも、大きな理由としては、ここ数年、なんでも良いので1年に一つは何かしらの資格を取るということをしてきたのだけれど、それが出来なかった(受けたけど勉強不足で落ちた)ということが大きく、それに加えて、文章も絵も書く(描く)気力が沸いてこないことが結構あったことも大きな理由です。
文章も絵も書く(描く)気力が沸いてこなかった理由としては、ストレスのかかり方が大きく変わったのかなと思います。

僕はあまり口に出して言うことが少なく(というか言われてすぐに言い返すことが出来ずゆっくり考えて、後からあの時ああ言えば良かったとか思う)、それを直接的な表現でなくても文章という形で吐き出していました。
絵についても、医師にも「マインドフルネスですね」と言われたように、大きくストレスがかかった状態だから描けたものが、ストレス自体を感じることはままあるものの、去年というか、転職するまでとは違うようになったので、とにかく毎日描くことによってなんとか一日一日を過ごすという状態ではなくなったのかなと思います。
今は「マインドフルネス」とか「コーピング」ということよりも、単に好きで描くという状態になっています。(なので、頻度が減りました)

仕事に関しては、自分の近くにいる人と比べてしまえばどうしても僕はあらゆる面で劣っていたり、低かったりするのですが、逆に言えば他の人と比べずにいれば、1人で生きて行くにはまぁ十分とは言えないけれど足りないわけでもない給料をもらい、自分の時間もかなりあって、それこそ、転職前は休日はひたすら寝るだけだったのが、転職後は何かしようと思い立ち、全くの未経験だったバドミントンを始める余裕も出来ました。

ちなみにバドミントンは子どもの時に好きだったなと思って、近くの社会人サークルを探して、毎週土日のどちらかで参加している感じです。
大体35歳までとかのところも多い中、初心者で年齢も超えているけれど受け入れてくれるところは、大体柔和な雰囲気のところが多く、それと、毎週やろうとするといくつかのサークルに参加することになるのですが、近場ということもあって、違うサークルでも同じメンバーのこともあって、顔見知りが出来るようになりました。

あと、自分の時間が出来るようになったといえば、全部付けているわけではないけれど読んだ本、漫画、見た映画の記録を見てみたら、去年は250作品だったものが、今年は440作品と、圧倒的に多く本を読み、映画を見ていました。
圧倒的に自分の時間が出来るようになっていて、これは今までの人生で割と良いバランスの生活が出来ているのかも知れません。

それでも、10月の下旬から1か月くらい、かなりうつっぽくなり、しんどかったのですが(直接の原因は職場の人間関係というかキャラの強さ)、それも徐々に慣れてきて、医師には来年からは薬を減らせるかもという話になっています(といっても、この間もモヤモヤする対応をされたのですが)。

仕事内容としては、すごく大変ということはないのですが、やはりキャラというか圧の強さに滅入ることがありますが、まぁ、仕事だけの関係だしと思って過ごしています。
会社のことを書くと色々思うこともあるのですが、端的に「昭和」な会社で、それに慣れるのもちょっと大変でした。

と、こうして1年を振り返ってみると、資格も取れなかったし、文章も絵もあまり書けず(描けず)、何もなかったなと思っていましたが、悲観的になるほど悪くはなかったというか、そこそこの生活を出来ているのに気づけて良かったです。

来年は落ちてしまった資格を取って、そこそこの生活が出来れば良いな、と思います。
欲を言えば、旅に行きたいな、ということと(今の仕事は長期の休みが取れないので、遠出は難しくなりました…)、今年何度も聞かれた「彼女(恋人)いないの?」という質問に答えられるようになれれば良いなと思っています。
完全に余計なお世話だし、今の時代それを聞くのはどうかと思うのですが、僕自身嘘をつくのが嫌で正直に答えると「まだ若いのに」とかなんやかんや言われるので。

最後に、今日で長男は15歳になりました。
僕の気持ちとしてはある程度区切りのついた年齢だと思っているので、一つ肩の荷が下りた気がします。