「恋人はセックス依存症」
タイトルがかなり微妙(というかブログに書きづらい。もっと端的に言えば最悪)ですが、先日観た映画です。
BSで深夜にやっていたものを録画して観ましたが、結構最近の映画のようです。
日本語のタイトルは、グウィネス・パルトロウを主軸にして、グウィネス・パルトロウの「恋人はセックス依存症」ということになっていますが、原題は「Thanks for Sharing」、つまり「シェアしてくれてありがとう」というものです。
「Thanks for Sharing」という言葉は依存症の自助グループが言う言葉(シェアに対してのかけ言葉)ですね。
「恋人はセックス依存症」というタイトルだとまるでよく分かりませんが、「Thanks for Sharing」というタイトルだと、何かしらの依存症自助グループに参加している人の話だということが分かります。
そして、映画を観ればすぐに分かるのですが、日本でのDVDのジャケットでもグウィネス・パルトロウがメインキャストみたいな感じになっていますが、グウィネス・パルトロウはあくまでも「主役の恋人」です。
「恋人は~」というタイトルとDVDの表紙はグウィネス・パルトロウになっていますが、逆です。
彼女が「恋人」役で出ています。
さて、タイトル(とDVDジャケットの配置)は最悪ですが、映画は悪くない内容でした。
主人公アダムがセックス依存症ということも含め、世話人のマイクは(たぶん)アルコール依存症、救命救急医だったニールは痴漢(盗撮)と自慰の依存症、マイクの息子は薬物依存症、といろんな依存症当事者が出て来ます。
セックス依存症というと、アメリカでも偏見が強いようで、その辺の拒否感も描かれていて、逆に好感が持てました。
薬物、アルコール依存は受け入れられても、セックス依存は「不倫の言い訳じゃない?」とか。
ネタバレな感じもしますが、スリップ(依存状態に戻ること)してしまう様子も描かれていて、その辺りと再度回復していく様子がアバウトになっているのは少し残念でしたが、ちゃんと触れられているのは好感が持てました。
勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★☆☆
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2 「恋人はセックス依存症」