映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「エヴァの告白」

TSUTAYAディスカスで借りて観た映画です。

 

エヴァの告白 [DVD]

 

この映画、2013年のカンヌ国際映画祭パルム・ドールを争ったということで興味が沸いて借りました。

内容は、第一次世界大戦後にポーランドからアメリカに姉妹で渡ってきた女性の話です。

親戚を頼ってアメリカに来たにもかかわらず、妹は結核の疑いで隔離病棟に入れられ、主人公のエヴァも強制送還させられそうになります。

それを、その容姿から助けの手が差し伸べられ、なんとか強制送還からは免れるものの、アメリカに残るために売春させられる、というものです。

 

エヴァの告白」というタイトルになっている「告白」は、エヴァカトリックの信者なので、神父にアメリカに来るときに舟の中で起きた出来事、そしてアメリカに来てからの売春を告解しているところから来ているようです。

(原題は「THE IMMIGRANT」=移民・移住者)

 

この映画に関するレビューを見てみると、「エヴァに共感出来なかった」という声がちらほら見受けられました。

僕も共感もできなかったのですが、何故共感できなかったかと言えば、主人公のエヴァが「美しい」ということを前提にしているからです。

エヴァがこのような綺麗な女性じゃなかったらそもそもこの映画は成り立たないように思います。

 

「普通の人」が演じていて、さらに内容も「普通の人」でもあり得るものだったら、共感できたり、物語に入り込むことができたのでしょうが、「綺麗な女性」だからこそ起きたこと、とどうしても思ってしまうので、残念ながら映画祭での評価ほどには自分は評価できませんでした。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★☆☆

 

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7 「ミニミニ大作戦」

8 「エヴァの告白」

9 「ノア 約束の舟」