映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「ブリングリング」

先日書いた「アデル、ブルーは熱い色」と一緒に借りたものです。

「アデル」が2時間半を越える(というか3時間弱)の映画に対して、こちらは1時間半くらいのさらっと見られる映画でした。

 

ブリングリング [Blu-ray]

 

この映画、何故見ようと思ったかというと、監督がソフィア・コッポラだということと、主演のエマ・ワトソンが新境地を開いた的な宣伝を目にしたので興味を持ったのでした。

あとは、僕が映画を見ようというときの大きな理由になる「実話をもとにしている」ということです。

 

ネットで調べてみたのですが、日本語だとこの映画のもとになった事件がまとめられているものがなかったので、紹介できませんが、ハリウッドセレブたちを狙った窃盗団の話です。

映画で描かれている様子が実際と似ているのならば、【窃盗団】と言えるような組織的なものでもなく、「若者(高校生)がハリウッドセレブ宅に侵入して窃盗出来たので味をしめて何度も繰り返した」、というものです。

 

だから指紋なども付かないように慎重に侵入したりすることもなく、盗品を身につけた写真をFacebookに投稿したり、友だちに気軽に「○○の家に行ったよー」と気軽に言ってしまったり。

ということで、結局あっけなく逮捕されることになるのですが、逮捕されるまでに300万ドル以上分の窃盗を繰り返したようです。

 

アメリカに住んでいるわけでもなく、この話をリアルな世界で共有していないので、おもしろさがアメリカ在住の人より半減しているんだろうな、と思いました。

 

あと、ハリウッドセレブ好きな人たちにとっては、カメオ出演しているキスルティン・ダンストだとか、ミランダ・カーだとか、自宅を惜しげなく撮影させているパリス・ヒルトンの家だとかに興奮するのでしょうが、カメオ出演は本当にただのカメオ出演だし、パリス・ヒルトンにも特に興味もないので、「こういう世界もあるんだろうね」ということで終わりました。

 

もう少し、主犯格(というか最初に窃盗を実行した)の女の子が何故そういうことをし始めたのかを、あと30分伸ばしてでも丁寧に描いていればより面白いものになったような気がします。

 

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★☆☆

 

2015年に観た映画ランキング

1 「ダラス・バイヤーズ・クラブ」 / 2 「ザ・マジックアワー」 / 3 「あなたを抱きしめる日まで」 / 4 「アデル、ブルーは熱い色」 / 5 「テルマエ・ロマエⅡ」 / 6 「そこのみにて光輝く」 / 7 「ドラえもん のび太のスペースヒーローズ」 / 8 「ブリングリング」 / 9 「恋人はセックス依存症」 / 10 「地獄でなぜ悪い」 / 11 「誰も守ってくれない」 / 12 「鈴木先生」 / 13 「ミニミニ大作戦」 / 14 「エヴァの告白」 / 15 「機関車先生」 / 16 「マレフィセント」 / 17 「ロボジー」 / 18 「なくもんか」 / 19 「見えないほどの遠くの空を」 / 20 「ノア 約束の舟」