映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「ツレはパパ1年生」

育児本ってはっきり言ってあまり読まないのですが(全く読まないのではないのですが、読んでも「読んで良かった!」と思える本に滅多に巡り会えないので)、先日、時間つぶしに大きな本屋さんに行ったときに、読みました。

読んだ理由は、簡単で、僕が好きな細川貂々さんが書いているからです。

 

 

ツレはパパ1年生 (朝日文庫) ツレはパパ1年生 (朝日文庫)
(2011/09/07)
細川貂々

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結婚12年目で子どもを授かって、一緒に生活を始めるというのは大変だっただろうな、と思います。

それが乳児だろうがなんだろうが。

僕らの場合は、結婚1年目だったので、ツレとの生活で「築き上げたもの」というものは全くと言えるほどなかったので、そこに乳児が加わろうが、そんなに生活の変化を感じなかったように思います。

もちろん、T(4歳)が生まれた時、僕は22歳だったので、「赤ちゃんを育てる」というか「赤ちゃんと生活する」なんて経験も知識も全くなかったので、それはそれで大変でした。

でも、今まで僕が育ってきた家族から離れて、すぐに乳児との生活が始まったので、「まぁ、こういうものなんだろうな」と割と簡単に受け入れていたと思います。

 

 

たぶん、乳児を育てていて苦労されている方(苦労された方)には、総ブーイングを食らいそうですが、我が家の子どもたちは「かなり手のかからない赤ちゃん」だそうです。

生後3ヶ月になったMは、既に夜8時から明け方3時、4時まで起きることなく寝ています(その後、ツレが授乳し、6時、7時まで寝てる)。

日中も基本的に起きていても泣くことは少ないですし。

ツレの友人がMが産まれて1ヶ月後に出産しましたが、その子は起きているときは授乳か泣いている、というような状況だそうです。

 

 

細川貂々さんも母乳が出なくて、でも、ちーと君(貂々さん子ども)はよく吸うので乳首が裂けてしまった、とか(漫画では軽く流しているけど、実体が分かるだけに恐ろしい…)。

そして、ツレさんの提案でミルクにしたら(それも受け付けないミルクがあったみたいで大変そうでしたが)、「母乳至上主義」みたいな考えの方々に「努力していない」とか「愛情が足りない」だとか言われたりしたようです。

我が家の子どもたちは、(まぁ、僕ら夫婦が育てられる子どもを授けてくださったようで)よく寝るし、よく飲み、よく成長し、ご飯を食べるようになってからも、アレルギーもなく、S(2歳6ヶ月)などは3月下旬生まれで、保育園のクラスで一番遅く産まれたのに一番に給食を食べてるみたいで、本当に「子どもを育てる」というか「子どもの成長」に心配したり、苦労したことが少ない気がします。

 

 

でも、まぁ、苦労というほどの事ではありませんが、やっぱり、他人からは何か言われたりします。

「保育園に預けているなんて云々」だとか、「なんでいつもお父さんが見ているんだ」とか。

他のことは結構気にしてしまう性格の僕ですが、育児に関しては僕はそういうことを言われてもあんまり気になりません。

保育園には僕らが育ててる以上に育ててもらっているし、ツレが働かないと僕らの家は経済的に回らないし。

だから、別に罪悪感とか感じていないので。

 

 

まぁ、3月11日以降は子ども3人を授かって育てている僕らも育児(とか食事とか)に関してちょっと諍いになるようなこともありましたが、そのことは機会があった時に書きたいと思います。

 

 

時間つぶしに読んだ本でしたが、育児経験者に結構おすすめの本です。