映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「光にふれる」

今年の途中から書くようになった観た映画ですが、最終的に1位2位がどちらも米国での黒人差別の話になってしまいました。

 

これではちょっと1年を締めくくるには暗すぎる(現実を直視するには良いですが)ので、心が温まりつつとても良かった映画について書いてみます。

 

光にふれる [DVD]

 

台湾の映画ですが、盲目でピアノがとても上手な青年が音楽大学に入学するところから話が始まります。

盲目ということで、ピアノの才能から教員からは一目置かれるものの、同級生からは距離を置かれてしまいます。

なので、段々とやる気も失い、人との距離も置いていくようになるのですが、ルームメイトとある女性に出会い、少しずつ音楽へのやる気を取り戻すという話です。

 

この映画何が良かったかというと、ヒロインの女性が綺麗ということもありますが、何と言っても音楽の良さです。

主人公の青年はもちろん、ルームメイトもミュージシャンなので、当然といえば当然のことですが、即興で演奏した(ように見せている)もの含めてとても良い音楽になっています。

 

主人公とヒロインの恋物語かといえば、そんな期待を持たせつつも、甘い話で終わるのではなく、あくまでもルームメイトたちを含めた青春物語みたいで、とても気持ちの良いものです。

 

あぁ、こんな大学生活だったら楽しかっただろうな、と30になった自分はありもしない妄想をするのでした。

 

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★★★

 

2014年に観た映画ランキング

1 「光にふれる」

2 「フルートベール駅で」

3 「それでも夜は明ける」

4 「ハンナ・アーレント」

5 「家路」 

6 「そして父になる」 

7 「ネブラスカ」 

8 「小さいおうち」

9 「とらわれて夏」