山と本と映画と自分

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「WE ARE YOUR FRIENDS ウィ・アー・ユア・フレンズ」

先日、職場でも家の近くでも夏祭りや花火大会が開かれていました。
僕自身は人混みが苦手なので、わざわざ汗だくになるのが分かっていて人混みの中に身をさらすなんて考えられないと思っていましたが、浴衣姿で楽しそうにしている人たちを見ると、1度は経験してみたかった、というか、恋人の浴衣姿を見られるような学生時代を過ごせているのがうらやましく、ほほえましいような気持ちがしました。

さて、今回の映画ももちろんAmazonで観た映画なのですが、評価が高かったことはもちろん、レビューにEDMという言葉が出てきたので興味が惹かれて観た映画です。

 

WE ARE YOUR FRIENDS ウィ・アー・ユア・フレンズ(字幕版)

 

youtu.be

 

作品データ映画.comより)
監督マックス・ジョセフ
原題 We Are Your Friends
製作年 2015年
製作国 アメリカ・フランス・イギリス合作
配給 REGENTS
上映時間 96分
映倫区分 PG12

あらすじシネマトゥデイより)
EDMシーンのスターとなり、地元を出て富や名声を得たいという夢を抱いてクラブへと通う、DJのコール(ザック・エフロン)と仲間たち。ある日、コールはカリスマDJのジェームズ(ウェス・ベントリー)と出会い、彼に熱意と才能を認められてDJの指導を受けるようになる。夢に近づこうと励むコールだが、それが原因で仲間たちと距離が生まれ、さらにジェームズの恋人ソフィー(エミリー・ラタコウスキー)に恋をしたことから彼との関係にも変化が。そんな中、大規模なフェスへ出演するチャンスが飛び込む。

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★★☆

感想
Amazonのレビューにあった、EDMの映画ということで「EDEN/エデン」(紹介した記事)のようなものを予想していましたが、EDMのDJであるコールを中心にしつつ、置かれた環境からどうにか這い上がろうとする若者の話でした。

Amazonのレビューには「EDM版8mile」というのもありましたが、「8mile」ほどどんよりとした空気がないのは、「8mile」がデトロイトで、こちらはロサンゼルスだからかも知れません。
どちらにも僕は訪れたことはありませんが、デトロイトは産業が破綻し、人種による棲み分けが明確になったと聞きますし、実際に「8mile」ではそのようなデトロイトの様子が描かれていましたが、この作品は西海岸ロサンゼルスが舞台です。
冒頭で、ロサンゼルスでも棲み分けがあることが示されますが、人種的差別は描かれません。
作中では白人ばかりが出てくるものの、主人公の仲間である白人の暮らす場所のことをさして黒人が「そんなところに行くわけないじゃん」と言う場面があります。
その後ケンカになるものの、ここでの問題は「住む場所を馬鹿にされた」というもので、人種ではありません。

「8mile」同様、才能ある若者が才能を見いだされ成り上がる物語、ということが出来るかも知れませんが、この作品の方がからっとしているというか、陽気な雰囲気が続きます。
仲間が一人死ぬことになるものの、それはその前の快楽があるわけで、どうしようもなく、どうすれば良いのかと悩んで自死するというようなものではありません。

EDMをテーマにしている、ということで、楽曲のクオリティを求めると、期待を裏切られるかも知れません。
この作品は、楽曲自体の良さというよりは、1つの曲を作り上げる過程を、主人公コールの一時と重ねている点が重要であって、その楽曲のクオリティではないからです。

それでもラストにコールが作り出した曲をDJするシーンはとても良かったです。
日本語での翻訳だと陳腐に感じてしまったので、英語のまま、あるいは英語を自分で訳して聴くとより良いのではないか、と思います。