映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「ワン・チャンス」

飛行機の中で観た映画、2本目です。

TSUTAYAディスカスでリクエストに出していたので観られてラッキーでした。

 

ワン チャンス [DVD]

 

実話を元にした映画で、イギリスのオーディション番組で優勝し、世界的オペラ歌手になったポール・ポッツさんが番組で優勝するまでを描いています。

 

ストーリー自体は上に書いた通りなのですが、この映画で一番良いな、と思ったのは、何度も挫折する所です。

そもそも、子どものころからいじめられ、その関係が大人になってからも続いている。

そして、オペラ歌手になりたい、という夢に対しても成功のきっかけを一時掴みそうになりながらも大きな挫折をしてしまう。

 

さらには、大きなケガをしてしまって、声も出せなくなってしまう。

挫折、という言葉で書くのは簡単な気がしますが、何度も何度も挫折してしまうので、もう夢を諦めてしまいます。

 

けれど、そこから妻や友人たちから励まされてチャンスを掴む。

 

本人がもうだめだ、と思ってしまって、諦めているところが逆説的ですが、本当に良いな、と思いました。

それは、「努力すれば何とかなる」「諦めなければ成功する」というものからは一線を画しているように思うからです。

 

諦めてしまったけれど、周りの人たちが励ましたからチャンスを掴むことが出来た、というのは本人の努力とか、諦めなかったから、というものとは違うチャンスの掴み方です。

本人の努力だけでチャンスをつかめる人もいるでしょうが、少なくとも僕はそういうタイプではないし、そういうタイプではない人たちをいかにサポートできるかを考えていきたいな、と思っているので、良いストーリーだなと思いました。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★★☆

 

2015年に観た映画ランキング

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