映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「SING/シング」(日本語吹替版)

昨年末、次男とスペイン旅行に行った際、一度マクドナルドで食事をしました。

その時に、次男は(日本で言うところの)「ハッピーセット」を頼んだのですが、その時のおもちゃが「物音が聞こえると歌い出す豚」でした。

 

何のおもちゃなのかその時には全く分からなかったのですが、欧米でクリスマスの時期から公開されていた「SING」というアニメーション映画だと、街中の広告を見て分かりました。

 

日本では3月に公開するということで、予告編を観たりしていたら中々面白そうだったので、「モアナと伝説の海」とどっちにするか悩んだのですが、こちらを子どもたちと一緒に観てみることにしてみました。

 

映画『SING/シング』公式サイト

 

 

原題 Sing

製作年 2016年

製作国 アメリ

上映時間 108分

 

内容は子どものころに劇場で観覧したオペラに魅了されたことで、劇場の支配人になったコアラのムーン。

でも、かつての賑わいは全くなく、経営はどん底で銀行から差し押さえ寸前の状況に。

そこで打ち出したアイデアが歌のオーディション。

手違いで賞金が2桁増えた広告を見た人たちが劇場に殺到。

そこで一次選考を通過したハリネズミのアッシュ、ゴリラのジョニー、豚でダンサーのグンター、ネズミのマイク、豚のロジータなどが登場。

彼らには彼らの、賞金をもらって人生を変えたいという状況や意気込みがあり、順調に進んでいくかと思ったら…。

 

歌って良いなぁ、と改めて思いました。

先日観た「ラ・ラ・ランド」は僕はあまり楽しめませんでしたが、この作品は我が家の一番小さい5歳の子どもでも知っているような歌が流れ、そして、それぞれの歌に迫力があり、とても良かったです。

子どもたちとみたので日本語吹き替え版を観たのですが、スキマスイッチの大橋さんや、MISIAさんの歌が良かったのはもちろんのこと、俳優の長澤まさみさんの歌もそこまで違和感を感じることなく聞くことが出来ました。

 

歌をたくさん歌う映画って、声優としての技量を重視するか、歌い手としての技量を重視するか、そしてそのバランスで作品の善し悪しがものすごく変わってきてしまうと思うのですが、声優としての違和感も歌い手としての違和感も殆ど感じず、歌の部分がちゃんとクライマックスに向かって盛り上がって行けるようになっていました。

 

動物がたくさん出てくるアニメーション映画としては「ズートピア」がありますが、ズートピアのような人種や差別の問題に配慮しているようには思えなかったので、動物たちを擬人化しなくても成り立つように思いますが、アニメーションにするとやはり動物の方がみんなには受け入れやすいのかもしれません。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★★☆

 

2017年に観た映画ランキング

 

1 「さとにきたらええやん」 / 2 「この世界の片隅に」 / 3 「シチズンフォー スノーデンの暴露」 / 4 「帰ってきたヒトラー」 / 5 「SING/シング」(日本語吹替版) / 6 「奇跡の教室」 / 7 「ミッドナイト・イン・パリ」 / 8 「神様の思し召し」 / 9 「「her/世界でひとつの彼女」 / 10 「if i stay」

 

11 「ハドソン川の奇跡」 / 12 「ラ・ラ・ランド」 / 13 「しあわせのかおり」 / 14 「REDリターンズ」 / 15 「 愛しき人生のつくりかた」 / 16 「ディーパンの闘い」 / 17 「花様年華」 / 18 「EDEN/エデン」 / 19 「17歳」 / 20 「愛とセックス」(Sleeping With Other People)

 

21 「後妻業の女」 / 22 「あと1センチの恋」 / 23 「海難1890」 / 24 「ホテルコパン」 / 25 「ロング・トレイル!」 / 26 「ワールド・ウォーZ」 / 27 「惑星のかけら」 / 28 「麦子さんと」 / 29 「超高速!参勤交代 リターンズ」 / 30 「カケラ」

 

31 「スプリング・ブレイカーズ」 / 32 「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」