映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

『Baby-mo』2011年10月号

今まで「イクメン」推しに批判的でしたが、ちょっと考えが変わりました…。

 

 

Babyーmo (ベビモ) 2011年 10月号 [雑誌] Babyーmo (ベビモ) 2011年 10月号 [雑誌]
(2011/09/15)
不明

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我が家に毎月送られてくる、育児雑誌『Baby-mo』。

今月号の特集は、別冊で「発育・発達まるわかりBOOK」という発育・発達具合が分かるというもの、予防接種スケジュールや予防接種で知りたい情報(同時接種についてや不活性ポリオワクチンなど)、そして、来年4月の保育園入園への道、といろいろ面白いものがありました。

が、今回、一番、衝撃的だったのが、総力特集「300人のママの悩みに300人のママが答えます!」というもの。

 

 

そこで悩み相談みたいなのが載っていたのですが、そこで紹介されている悩みは例えばこんなもの。

①夫が育児を手伝ってくれない(「仕事で疲れている」云々)。

②夫が育児を手伝ってくれないばかりか給料の半分しか渡されず、残りの半分で夫が遊びに行っている。

 

 

びっくりしたのは、悩みの内容もそうですが、これらの悩みに対するママたちの声。

例えば、

①「ご主人に養ってもらっているのなら、仕方ない。」

②「夫がいると思うから期待してしまう。いないと思えばいい。」

③「人選ミス。あきらめる。期待しない。」

④「うちの夫は「たまの休みくらい好きなことさせろ」と言い、一日中ゲームをしている。」

 

 

世の中の父親というのは、こんなにひどい(人も中にはいる)のか、と思いました…。

先日、「イクメン」が流行っているので、父親たちも平日仕事してる人は大変だな、と書きました。

それは、平日仕事をしていて疲れているならば、寝てたりするのも仕方がないのでは、という感じで書きました。

でも、「休みなのだから、好きにさせろ!」と言って、家族や子どもを置いて、自分1人で遊びに行ったり、ゲームをするのがありだという意味ではありませんでした。

遊びに行きたい(遊びに行ける体力がある)なら、家族や子どもを連れて行けば良いと思います。

こんな父親だったら、確かに、「あきらめる。」とか「期待しない。」「いないと思う。」とかの心境になるのもうなずけます。

こういう父親が(僕が考えていた以上に)いるならば、「イクメン」推しもありかな、と思いました。

 

 

そして、この記事で何より一番驚いたのは、「夫に養ってもらっているのだから、仕方ない(当然だ)。」という反応。

僕だったら、ツレに「私が養ってるんだから、家事と育児をやるのは当然でしょ。」とか言われたら、確実に離婚を考えます。

今まで、誰が養っているとか、どれだけお金を家計に入れているから偉い、だとかそういう話は一切出たことがありませんが。

育ってきた文化が違うとこんな考え方が(まだ)あるのか、と思ってびっくりしました。

ちなみに、僕が育ってきた家庭では父親が働いていましたが(今は年金暮らし)、こういう言葉が出てきたことはありません。

なので、余計驚きました。

漫画とか、TVでは(昔の光景として)見たことありましたが。

 

 

でも、僕の想像を絶する父親(というか「親」と言えるのか多いに疑問)が僕が想像する以上にいるようなので、こういう(「稼ぐ人の方が偉くて、育児や家事はそれよりも格下。」というような)考え方も僕が思っているよりも多いのかも知れません。

みなさんのお家ではどうでしょうか?