映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「かぐや姫の物語」

先日、地上波で放送していたので観た人も多いかと思いますが、録画してみました。

 

かぐや姫の物語 [DVD]

 

先日の米国アカデミー賞の長編アニメーション部門でも最優秀賞こそ逃してしまったもののノミネートされていたので、こんなに早くテレビで観られることに驚きました。

 

いろんなところのレビューだと、宮崎駿監督作品ほどは評価が高くないようですが、僕はこの作品とても好きです。

 

絵のタッチもそうですし、誰でも知っている竹取物語を「竹取物語なんてよく知ってる話だし」と言って切り捨てられることがないような、けれどもユニークすぎて「こんなの竹取物語じゃない」とも言わせないようなとてもバランスがとれた独自の解釈の物語になっていると感じました。

 

こんな印象を持ったのは、去年観た宮崎監督と高畑勲監督を撮ったドキュメンタリー映画夢と狂気の王国」を観て、とても面白かったということもあるかもしれません。

 

が、よく考えたら、高畑監督の作品って、「火垂るの墓」も「平成狸合戦ぽんぽこ」も僕はとても好きな作品です。

なので、基本的に高畑監督の作品が好きなのかも知れません。

 

それに、もののけ姫あたりから宮崎監督の作品では顕著になった、声優ではない人に演じさせるというのがあまり目立たなかったからかも知れません。

友だちの中には「風立ちぬ」を感動して2回も劇場に行って観た、という人もいましたが、僕は主役の声も主役の配偶者の声も下手すぎて作品に集中出来ず、全く感動出来ず、横でツレが泣いている中、さめざめとした気持ちになったのを思い出します。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★★☆

 

2015年に観た映画ランキング

1 「ダラス・バイヤーズ・クラブ」 / 2 「ザ・マジックアワー」 / 3 「あなたを抱きしめる日まで」 / 4 「アデル、ブルーは熱い色」 / 5 「かぐや姫の物語」 / 6 「テルマエ・ロマエⅡ」 / 7 「そこのみにて光輝く」 / 8 「ドラえもん のび太のスペースヒーローズ」 / 9 「ブリングリング」 / 10 「恋人はセックス依存症」 / 11 「地獄でなぜ悪い」 / 12 「誰も守ってくれない」 / 13 「鈴木先生」 / 14 「ミニミニ大作戦」 / 15 「エヴァの告白」 / 16 「機関車先生」 / 17 「マレフィセント」 / 18 「ロボジー」 / 19 「なくもんか」 / 20 「見えないほどの遠くの空を」 / 21 「ノア 約束の舟」