映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「ワールド・ウォーZ」

Amazonプライム・ビデオ(プライム会員だと無料で観られる)で観た映画です。

 

ワールド・ウォーZ (字幕版)

 

何故見ようと思ったかというと、テレビで放送するということでCMが流れていて、「そういえば観てなかったな」ということで、テレビだとカットされたり吹き替えなので、プライム・ビデオで観た次第です。

 

それと、ブラッド・ピットって、僕が映画をよく見るようになった高校生の時から結構好きで、多分出演作の9割以上は見ているんじゃないかな、と思います。

 

さて、この映画、原作は小説です。

小説を読んでいないので、僕自身が判断出来るわけではないのですが、どうやらいろんなレビューを観てみると、原作とは「爆発的な感染力で人間がゾンビに変化して人類の存亡を危うくする」という設定以外は全く違うものだそうです。

 

元国連職員のジェリー(ブラッド・ピット)が家族を学校と職場に送り届けようと車に乗っていると、ゾンビになった人が現れ、ゾンビに噛まれた人もどんどんゾンビになっていきます。

なんとか家族と共にゾンビから逃げていると、国連事務次長のティエリーから連絡があり、力を貸して欲しいと。

家族を守ってくれることもあり、最初は渋っていたジェリーも力を貸すことになり、ゾンビの発生源と考えられた韓国やイスラエル、WHOの研究所へと渡っていきます。

 

その際にも次々にゾンビに襲われていくのですが、まぁ、当たり前ですが、主人公ジェリーはゾンビになることはありません。

そして、最終的には、ゾンビにならずに済む方法もかなりばくち的な感じで編み出し、平和が戻った、というあらすじです。

 

イスラエルが「自分たちは堅固な壁によって守られている」と過信していたところへのどんでん返しの様子は、アメリカ映画なのに、かなり今のイスラエルを批判しているように読み取れるし、そういう点で面白みはありました。

でも、やはりそもそも僕があまりパニック映画やホラー映画が好きでは無いということや、ジェリーが「なぜその場面でゾンビにならないのか」とか、「なぜそんなばくち的な感じで特効薬を編み出してしまうのか」という点で、すんなりとは楽しめませんでした。

 

そもそも、何故ゾンビになってしまうのか。

イスラエルの様子を描いている様に、制作者としては何か現代が抱えている問題を隠喩しているのかも知れませんが、僕には読み取れませんでした。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★★☆

 

2017年に観た映画ランキング

 

1 「さとにきたらええやん」 / 2 「この世界の片隅に」 / 3 「シチズンフォー スノーデンの暴露」 / 4 「帰ってきたヒトラー」 / 5 「ミッドナイト・イン・パリ」 / 6 「her/世界でひとつの彼女」 / 7 「REDリターンズ」 / 8 「 愛しき人生のつくりかた」 / 9 「ディーパンの闘い」 / 10 「花様年華」

 

11 「EDEN/エデン」 / 12 「17歳」 / 13 「愛とセックス」(Sleeping With Other People) / 14 「あと1センチの恋」 / 15 「海難1890」   16 「ロング・トレイル!」 / 17 「ワールド・ウォーZ」 / 18 「惑星のかけら」 / 19 「麦子さんと」 / 20 「カケラ」

 

21 「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」