映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

『コウノドリ』7巻

1月も1週目が終わればいつもの感じに戻るかも、とか元日に書きましたが、突発的な出来事が起きてしまったので、1月2週目はそのことで時間がまるで取れなくなるかも知れません。

さて、年末年始、結構時間も出来たというか、長距離の移動も多かったので、ゆっくり読書する時間も取れました。

もちろん、そういう時間が取れた時は活字を読んでいるのですが、AmazonKindleで本を探していたら、漫画も沢山目にとまったので、漫画も活字以上にかなり読んでいます。

漫画の良いところは、活字ほど集中しなくても良いので、子どもたちがいる時でも読める点です。

で、年末年始に読んだ漫画で一番良かったのが、これです↓

コウノドリ(7)

まぁ、毎回新しい巻が出ると紹介しているように思いますが、今回もとても良かったです。

今回、とても良かったのは【子どもの死】と、医師のバーンアウトが出て来た点です。

(僕は医師ではないのでもちろん現実、現場のことは知りませんが)「やっぱり赤ちゃんって死んじゃうんだよなぁ」ということを改めて突きつけられるものでした。

今回はNICU(新生児特定集中治療室)を舞台にしたものだったので、ものすごい低体重の子どもだとかが出て来て、そういう子どもが今や【珍しいことではない】ということも分かりますし、病院経営上の難しさみたいなものにも触れられています。

そして、医師のバーンアウト

医師、特に赤ちゃんの命だとか、そして死だとかを日々間近にしている分野の医師たちは、かなりきついだろうなと思います。

バーンアウトして、NICUから若い女性医師が去って行きますが、印象的だったのは、誰も彼女を責めないことでした。

医師でも看護師でも、病院で勤務したことのない自分でも責める気は毛頭起きませんですし、同僚の医師も決して責めることはしていませんでした。

それほど、このことも【珍しいことではない】ということなのかも知れません。