映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「荒川アンダーザブリッジ」

年末年始はテレビで沢山映画が放送されるのと、家にいてもやることがないので(しかも今年はツレ&子どもたちはツレ実家に行ったので)映画を観ていました。

ということで、深夜にテレビで放送されていたのものを録画してみてみました。

 

荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE スタンダードエディション(通常版) [DVD]

 

原作者が中村光さんで、元々は漫画です。

今ちょっと調べてみたら、ちょうどこの間の11月に最終巻が出て完結したようです。

 

この『荒川アンダーザブリッジ』は原作を読んだことがないのですが、同じ中村光さんの『聖☆おにいさん』は毎回楽しく読んでいます。

ということで前から何となく知っていたし、漫画も面白いということを聞いたことがあったので、映画も観てみました。

 

で、感想ですが、漫画が原作のものには良くあることなのですが(たとえば先日の「脳内ポイズンベリー」も)、「漫画は面白いんだろうけどなー」というものでした。

これは特に日本の漫画の場合ですが、日本の漫画は特に設定がぶっ飛んでいるので(たとえばドラえもんとか)、実写でやられると、ぶっ飛びすぎていて受け入れづらい、ということがあります。

 

今回も、主人公が人間だったり、登場人物も人間「っぽい」のが多いので、「実写が可能かも?」と思ったのかもしれませんが、外見が人間ぽいのと、設定が実写で受け入れられるかどうかは全く違うんだよなぁ、と思ったのでした。

 

山田孝之のや小栗旬の安定感ある演技や、初めて観た桐谷美玲の演技も悪くはなかったのですが、今回は実写にするには設定に無理がありすぎたというほかありません。

色んなキャラクターがいるのに、一応まんべんなく登場させようとしているからか、キャラが多すぎて、しかもほとんどのキャラがよく分からないまま終わってしまう、というところにも、10巻以上続いている原作を一本の映画に入れ込もうとしている難しさが表れているように感じました。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★☆☆

 

2016年に観た映画ランキング

 

1 「セッション」 2 「脳内ポイズンベリー」 3 「荒川アンダーザブリッジ