映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「春を背負って」

映画が公開された当時、松山ケンイチさんのインタビューを見て興味が沸いたので(特に蒼井優さんのタフさとかを語っていました)、借りてみました。

 

春を背負って

 

映画の舞台は、北アルプス立山です。

主人公の父親が経営していた山小屋を中心とした話で、東京で働いていた主人公が突然の事故で父親を亡くして、立山に戻り山小屋の経営を引き継ぐというもの。

 

山での生活から遠ざかっており、山小屋に荷物を運ぶのもかなり大変、という状況から、少しずつ慣れていき、山小屋での出会いやそこでの出来事などが描かれていきます。

 

北アルプスという過酷な自然環境の中、この映像を撮れたこと、そしてこの中で映画を撮ったということはとてもすごいことだと思います。

俳優も映画スタッフもみんながみんな登山に慣れているわけではないでしょうし、3000m級の山での撮影は大変だったと思います。

 

でも、大変だな、とは思うのですが、作品中の物語としては深みがなく(例えば父親が死んで跡を継ぐことの葛藤や悩みなど)、登山客の滑落ももう少し丹念に追っても良かったのではとも思います。

 

この話だったら、わざわざ立山で撮る必要はなかったのでは、とも思ってしまいます。

山を舞台にした漫画で『』という作品がありますが(映画にもなっています。→「岳 -ガク- 」)、そっちの方が物語にもおもしろさがあるように思います。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★☆☆

 

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61 「紅白が生まれた日」(テレビドラマ) 62 「エイプリルフールズ」 63 「脳内ポイズンベリー」 64 「娚の一生」 65 「荒川アンダーザブリッジ」 66 「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」