映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

EMIさんの漫画「パラダイムシフト」

先日、このブログにコメントをいただきました(感謝)。

「参考になることもあるかもしれない」と、あるブログでやっている漫画を紹介してくださいました。

 

ameblo.jp

 

パラダイムシフト」というテーマと、漫画のはじめが幼少期における父親からの虐待の様子だったので、どう参考になるのだろう?、と思いながら読み進めていたのですが、途中から勧めてくださった理由が分かりました。

 

それは、漫画の主人公Sさんが高校生の時から「うつ」を患っていること、そして、10年以上経ち、その中でどう「うつ」と向き合ってきたのかが書かれているからです。

僕が今このブログを書いている時点では、NLP神経言語プログラミング)というものに触れられたところなので、今後どういう展開になっていくのか分からないのですが、「うつ」の経験者による経験談、というものは、医師が処方してくれる薬と同じくらい「試す」価値があることが多いと僕は思っているので、「うつ」の経験が書かれているだけでとてもありがたい内容です。

 

たとえば、Sさんがどう「うつ」と付き合ってきたのかということでは、例えば考えても仕方がないことを考えてしまう様子などが「経験者あるある」だったり、あるいは、自分がまだ試していない方法だったりが描かれていました。

 

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NLPの前に、アドラー心理学のことが触れられていて、アドラー心理学を日本で紹介している岸見一郎さんの本などもいくつか読んだことがあったのですが、忘れてしまっている、というかちゃんと理解出来ていなかったな、と思う点がありました。

 

たとえば、「今に集中する」というもの。

僕自身数年続けている瞑想(マインドフルネス)もアドラー心理学と結びつけられていることも僕にとっては気付いていない内容でしたし、この春、「うつ」が本当にひどいときに、ただ目の前に見えるもの(例えば電信柱とか飛んでいる鳥だとか、通り過ぎる車だとか)を心の中でつぶやくということをしていたのですが、それも「今に集中する」というアドラー心理学と結びついているということでした。

 

EMIさんの漫画ではまだこれからどういう展開になるのか分からないのですが、Sさんが「鬱が治るかも」ということを思い始め、NLPというものが出てきたので、まずは僕自身もNLPというものを知り、アドラー心理学の本を再読してみようと思います。

 

「うつ」が再発してしまったので、僕の中では「うつが治るかも」ということは考えられず、むしろ、どうバランスを取って付き合っていくかということを考えていたので、ほんの少しですが、また「治るのかも」という気持ちが芽生えてきたのがとてもうれしいです。

コメントで紹介してくださった、nさんに感謝です。