映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「ゴースト・イン・ザ・シェル」

Amazonで、割と新しい作品がプライム対象になっていたので観ました。
レビューの評価はあまり良くなかったのですが、原作が日本のアニメ「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」ということで、興味がわきました。

 

ゴースト・イン・ザ・シェル (字幕版)

 

youtu.be

 

映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』公式サイト Blu-ray&DVD 2017.8.23[WED] Release!

 

作品データ映画.comより)
原題 Ghost in the Shell
監督 ルパート・サンダース
製作年 2017年
製作国 アメリ
配給 東和ピクチャーズ
上映時間 107分
映倫区分 G
上映方式 2D/3D

 

あらすじシネマトゥデイより)
近未来。少佐(スカーレット・ヨハンソン)は、かつて凄惨(せいさん)な事故に遭い、脳以外は全て義体となって、死のふちからよみがえった。その存在は際立っており、サイバーテロ阻止に欠かせない最強の戦士となる。少佐が指揮するエリート捜査組織公安9課は、サイバーテロ集団に果敢に立ち向かう。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★☆☆

 

感想

アニメ版の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」は23年前に公開されたもので、たぶん観たことがある気がするのですが、記憶がかなり曖昧です…。

とりあえず、ほぼ何の予備知識もないような状態でこの映画を観ることになりました。

 

事前に分かっていたのは、主人公少佐を演じるのがスカーレット・ヨハンソンだということくらいでした。

 

「あらすじ」から引用すると、近未来。脳以外は全て義体となって、死のふちからよみがえった」という設定自体が、まだかなり非現実的なのかな、と思います。

近未来、という設定ですが、この映画で描かれる近未来は、たぶん、外国人から初めて日本に旅行にやってきて、新宿歌舞伎町や渋谷などを訪れて楽しんだような人が、その体験を元に描いた近未来なのだろうと、思います。

 

同じ日本を舞台にしたとしても、日本全国が新宿歌舞伎町や渋谷駅前の交差点のような場所ではないですし、東京の中心的な場所であっても、日本橋霞ヶ関のような場所もあるわけで、一部だけを切り取り、それを過剰に拡大したような印象を受けました。

 

その世界観が、都市を描く際にも、また、出てくるアンドロイドたちにも強く出ていて、物語に集中する前に、その過剰に拡大されたような世界観が視覚的に圧倒してきて、物語の流れが入ってきませんでした。

 

また、全体的に映像が暗く、映画館で観たり、真っ暗なホームシアターの部屋を用意できる人は良いのかも知れませんが、少しでも観ている空間が明るいと、非常に観にくいと思いました。

 

僕の場合、アニメを実写化する場合、非常に違和感を感じるのは、近未来を描いたときのような感じがします。