映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」

 マーベル作品時系列鑑賞、前回は「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」を観ました
 時系列的にはこのあと、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が続くのですが、以前見たので、1つ飛ばして今回は「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」です。


【フェイズ2】の作品は以下の順番になっています。
アイアンマン3」(2013年公開)
マイティ・ソー/ダーク・ワールド」(2013年公開)
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」(2014年公開)
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(2014年公開)
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」(2015年公開)
アントマン」(2015年公開) 
 


アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン (字幕版)

 

youtu.be

 

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン|映画/ブルーレイ・デジタル配信|マーベル|Marvel|


作品データ映画.comより)
監督 ジョス・ウェドン
原題 Avengers: Age of Ultron
製作年 2015年
製作国 アメリ
配給 ディズニー
上映時間 141分
映倫区分 G
上映方式 2D/3D

ストーリー(ディズニー作品紹介ページより)
悪の秘密組織ヒドラ党の基地を壊滅させるために、アベンジャーズが集結していた。
作戦は成功するが、謎の超能⼒を持つ双⼦には逃げられてしまう。
その時、双⼦の1⼈スカーレット・ウィッチの精神攻撃でアベンジャーズ壊滅の悪夢を観たトニーは、ヒドラから取り戻したロキの杖のパワーを分析して⼈⼯知能による完璧な平和維持システム<ウルトロン計画>を開発、密かに推進する。
しかし、トニーの想像を超えて⼈⼯知能=ウルトロンが暴⾛を開始。
進化と増殖を続けるウルトロンが選択した“究極の平和”とは、地球を脅かす唯⼀の存在=⼈類を抹消することだった…。
世界中の都市を襲う⼈類滅亡の脅威に、最強チーム“アベンジャーズ”が再び結集。
絶体絶命の彼らに残された最後の武器は、「愛する⼈を守りたい」という熱い思いだった…。

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★★☆

感想
 【フェイズ2】に入ってからのテーマは一貫して、「平和とは何か?」です。
 マーベルのキャラクターたちはみんなヒーローなので、「正義」や「平和」を実現しようとしていることは当然のことです。
 けれども、その「正義」や「平和」は1つの視点からの「正義」や「平和」でしかない。
 「平和」を実現するために、「敵」を倒し、町を救ったとしても、その敵にも家族がいるし、敵には敵としての行動の理由があり、町には犠牲者も出る。

 これらの「平和とは何か?」「どうしたら平和を実現出来るのか?」ということが、【フェイズ2】に入ってからの一貫したテーマなのですが、この作品では、「そもそも人間がいるから争いが起きる」→「争いを起こす人間がいなくなれば良い」ということで、戦いが繰り広げられます。

 テーマとしては面白いのですが、この作品で新しくのクイックシルバーとスカーレットウイッチ、そしてヴィジョンというキャラクターが加わります。
 そもそもアベンジャーズでは様々なキャラクターが登場するので、初見だったら誰が誰でどういう設定のキャラクターなのか分からないくらいなのに、今回一気に3人もキャラクターが増えたので、簡単に言えば「ひっちゃかめっちゃか」な感じでした。

 双子のクイックシルバーとスカーレットウイッチはアイアンマンであるトニーの会社が作った兵器で家族を失い、その結果人造人間になるのですが、そんな彼らがもちろんそれなりに葛藤はあるものの、結果的にトニーと和解するでもなく、アベンジャーズのメンバーとともに戦うのは、少し展開が早すぎるのではないか?という気がしました。
 一緒に戦うことになるときに、ホークアイことクリントが双子にかける言葉や態度は印象に残るものの、「クソガキ」と言いつつも、演じている2人がどう見ても「ガキ」ではなかったのも気になりました。

 それでも、個人的に良かったのは、ナターシャ(ブラック・ウィドウ)とバナー(ハルク)の恋愛模様です。
 恋愛要素が少なく、戦ったり、「正義」だとか「平和」とかに関する話が多いマーベル作品なので、今後どうなるのか気になる展開でした。