映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

友人息子への誕生日プレゼント

 子どもたちとの生活を元配偶者に突然奪われたので、すっかり絵本や児童書から遠ざかってしまいましたが、先日、友人の子どもが1歳になったので、プレゼントに絵本を選びました。

 友人や彼のパートナーがどのくらい絵本を読んであげているのか、その子がどのくらい絵本に接しているのか分からないので、選ぶのが中々難しく感じました。
 あまりにも定番だと持っている可能性もあるし、けれど、定番ということは多くの子どもたちや読んであげる大人にとっても魅力がある訳です。
 もちろん、自分が読んだことがあって、これはオススメできる!、というものの中から選ぶのですが、定番でありつつ友人が持っていなさそうなもの、ということで、まずはこれを選びました。

 


がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)

 
 定番ではあると思うのですが、『だるまさん』シリーズほどすでに持っているという可能性は低いかな、と思ったことと、「がたんごとん」というリズムがなぜか僕の子どもたちも結構好きだったからです。
 個人的には、安西水丸さんの画もとても好きなのですが。

 もう一冊は、デザインとしてもとても優れているディック・ブルーナの作品からこれを選びました。


うさこちゃんとたれみみくん (ブルーナの絵本)

 
 1歳の子に読んであげるにはまだ理解するのは難しい内容かも知れません。
 それでも、うさこちゃんミッフィー:miffy、ナインチェ:Nijntje)のデザインは文化や年齢が違っても受け入れられやすいものだと思いますし、小さい時から、「自分たちとは見た目がちょっと違う人(異形の人)」への想像力が育まれると良いなぁ、という願いから選んでみました。

 以前読んだ花田菜々子さんの『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』に出会った人に本を紹介するという活動を試行錯誤する中で、なぜ自分がその本を選んだのかを分かるようにしたことが書かれていましたが、僕もそうすれば良かったかな、と思います。
 今度誰かに絵本や本をプレゼントする時には、なぜそれを自分が選んだのか分かるようにしてプレゼントしてみたいと思います。