映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

運動会での大きな変化

 先日、子どもたちが通う小学校で運動会がありました。
 この小学校、毎年、僕が本当にイヤだなと思い、(一緒に暮らしていた時は)直接文書でも抗議していたこともあるのですが、組み体操をしていました。

 

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  長男が通う近くの公立中学校の運動会では「トリ」として男子による組体操の人間ピラミッドが行われていました。
 知り合いの公立教員の方も僕の意見に賛同してくれて、変えさせるから、と約束してくれていたのですが、本当に実現しました。
 僕自身も子どもたちが暮らす区の教育委員会宛に、国連からも勧告が出ていること、組み体操は学習指導要領にも載っていないこと、それにも関わらず重篤なけが人が毎年出ていること、それにも関わらず何故行っているのかという意見を送りました。

 (教育委員会や学校の対応は)いつも通り、何の返答もなかったのですが、小学校では組み体操が行われませんでした。
 閉会の挨拶で、校長が「断腸の思い」みたいな感じで、ものすごく残念そうに組み体操が出来ないことを話していましたが、僕は心底嬉しかったです。
 何故「断腸の思い」になるのか全く理解出来ません。

 学習指導要領にも載っておらず、子どもたちの心身に深く一生残る傷を負わせるようなことをしていたこと自体意味がわからないからです。
 先日も、神戸市長の組み体操に関するツイートが報道されていました。
 

www3.nhk.or.jp

 
 教育委員会は何を考えているのでしょうか。
 子どもたちが通う小学校では組み体操がなくなりましたが、そもそも組み体操自体どの学校からも基本的になくしてもらいたいです。

 組み体操はありませんでしたが、僕は小学校の運動会でとても感動しましたが、運動会は子どもたちが保護者たちを感動させるために行うものでもありません。
 なによりも、子どもたちが楽しく運動してくれればそれで良い。
 教育委員会や学校関係者には、その基本に戻ってもらいたいなと心から願っています。