映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

広島平和記念資料館・国立広島原爆死没者追悼平和祈念館・原爆ドーム

 尾道と尾道市立美術館を歩いた後訪れたのは、広島です。
 広島(岡山もですが)は通過したことしかなく、必ず行こうと思っていた場所です。
 その理由は、原爆が投下された地だからです。
 長崎には数回行ったことがあり、資料館にも数回行ったことがあるのですが、広島には資料館含め、ちゃんと行ったことがなかったので行ってきました。

 広島駅に着いて、すぐに観光案内所へ。
 資料館に行きたいと言うと、すぐに行き方(バス)を教えてもらえ、ガイドマップなども渡してくれました。
 ということで、一番遠いのが広島平和記念資料館だったので、そこから原爆ドーム広島城まで行き、広島駅に戻ってくるというルートを(自分の中で)設定しました。

 バスを降りて、広島平和記念資料館へ。

広島平和記念資料館


 ちょうどお昼過ぎくらいだったからか、小学生たちが沢山いて(その様子から市内や県内からのようでした)、小学生たちに紛れながら見ることになったのですが、涙をこらえるのが大変でした。
 

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 この写真が最初に飾られているのですが、この写真を見ただけで、ドッと涙が出てきました。
 その後、ゆっくりと回りました。
 小学生たちは時間が決められていたようで、後半は外国人観光客の方が多い中、映像や資料、証言を見たり聞いたりしました。

 自分の中で、「あぁ、このままではやばい」と思って資料館を後にしたのですが、そこには国立広島原爆死没者追悼平和祈念館が。

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館


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 どんな施設なのか全く知らなかったのですが、その施設の名称から、千鳥ヶ淵戦没者墓苑のようなものところかな、と、きっと心を静めることが出来ると思い、入ってみました(ちなみに無料)。
 すると、入っていると、上に載せたような静かな追悼空間になっていました。
 僕が行った時は僕しかいなかったので、ただここで座って心を静めることが出来て本当に助かりました。

 この空間の後には、被爆者の証言映像なども流れていて、それを見てまた涙が出てきたのですが、それでもこの空間で1度落ち着くことが出来たのが本当に助かりました。
 そして原爆ドーム沿いを通って、広島城へ。

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 僕は広島に初めて行きましたが、平和学習で行くとしても、広島平和記念資料館だけでなく、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館に行くことをオススメします。
 大勢で行くと心静めることは出来ないかも知れませんが、感受性の強い人、若い人には受け止める時間や空間が必要だと思うので。