映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

いつも、パパがいない

先週木曜日に次男S(4歳)が通う保育園のクラスの保護者会がありました。

昨年は2回他のパパの参加もありましたが、今回もまたいつものようにパパは僕1人の参加でした。

まぁ、そんな「男性が1人しかいない」という毎度おなじみのことを繰り返し書いても仕方が無いので、ツレが「何か新しいことはあった?」と聞いてきたので気づいたことを書きたいと思います。

ツレに「何か新しいことがあった?」と聞かれ、僕が答えたのは「お父さんたち、みんな忙しそうだよ」ということでした。

ツレはこの返答を聞いて若干苦笑していましたが、僕は男性がみんな仕事だけをしていて忙しいとは思っていないので(「仕事の付き合い」とかいうのを理由にした飲み会とか、仕事がないのにただの慣習での残業とか。そう言ったらツレも同意してくれました)、僕としては「お母さんたちが大変そうだった」ということを間接的に言ったつもりです。

4歳児(幼稚園で言うところの年中)、しかも、年度末なので、保護者会の大半は、保護者のトークでした。

今回は、「この1年で我が子が成長したところや悩みについて」というお題目でした。

そこで、うちの子はこんなお手伝いをしてくれるようになったという話が出て来て、「おぉ、それはすごい」と驚くのですが、ちょっと話を聞いていると「パパ」が殆ど登場しないのです。

どういうことかというと、たとえば、

「うちは寝る前に洗濯をしてから寝るのですが、早く寝たいのもあってか、子供たちが洗濯干しや洗濯物たたみを手伝ってくれるようになりました」

というような話がありました。

「洗濯物を畳んだり、干したりする」ということに注目すれば、4歳児なのにすごい!という話になるのですが、ちょっと視点をずらすと、「夜、寝る時間になってもパパはいないの?」ということになります。

保護者会で話されるママたちの話には基本的に「パパ」が登場しません。

他には「今までは近所に住んでいる義理の両親と夕食を4人で食べていましたが、理由があってやめたのですが・・・(以下略)」とか、夕食の時間なのに基本的に「パパ」がいないことが前提だったり、この手の話ばかりなのです。

「みんなお父さんたち忙しいみたいだよ」と言ったら、ツレは揶揄するように苦笑していましたが、僕は「夕食を家族揃って取れない」とか「家族が寝る時間にいない」とか、むしろそっちの生活スタイルの方が疑問です。

特に、保育園の保護者会なので、「両親共に働いていたりする家庭」の話なので、父親だけが働いていて「忙しいのは俺が必死に稼いで来てるからだ!」とかいう言い訳も通用しません。

それはお互い様なので。

でも、何故か保護者会に来るのは「ママ」だけで、家庭内の子供の話をしていても「パパ」は登場しません。

逆に言うと、保育園のママたちは、「仕事」と「子育て」でパパなんかより数十倍も忙しく、大変な日常を送っているということで、ママたちの大変さを思うと、こちらもその話に真剣に耳を傾けないではいられませんでした。

世の中のパパたち、これで良いのかなぁ。