映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

10月に読んだ本

11月になったので、先月読んだ本について書いてみたいと思います。

まずはこれです↓

大不況には本を読む (河出文庫)

橋本治さんの本を読むのは初めてなのですが、コラムが割と好きなのもあって、タイトルに惹かれて読みました。

社会風刺というか、社会をどのように見るか、ということを文字通り「つらつら」と書いてあります。

Amazonのレビューではものすごく低い人がいましたが、結論に至るまでの「つらつら」が長いので、苦手な人にとっては読んでいて苦痛を感じるレベルのような気がします。

母がしんどい (中経☆コミックス)

この本については、僕が今更何かいうようなものではないのですが、Kindleでかなり安かったので改めて読んでみました。

いわゆる「毒親」という言葉が出てくる前の親子、特に母子(子は女性)関係のしんどさを語るコミックエッセイです。

この本に関しては、もう、一言しか言えません。

しんどいだろうな、と。

でも、そこからようやく吹っ切れた著者には(と言っても母親なので、そう簡単には縁は切れませんが)、これからは親の呪縛から解き放たれた自分自身の家庭を築いて行ってもらいたいと心から願います。

ママ友がこわい 子どもが同学年という小さな絶望 (コミックエッセイ)

この本については、すでに書いたので(→『ママ友がこわい』)、割愛します。

今日はぐっすり眠りたい。 (幻冬舎文庫)

先月は(も?)具合を悪くすることが多く、なんでそんなに具合が悪くなるのか?と言えば、睡眠がちゃんと取れていない、というのがかなり大きな理由です。

ということで、不眠にずーっと悩まされていて、あんまり集中して活字を読むことも出来ない時に見つけたので読んでみました。

今まで試したことのある、ぐっすり眠るための方法もありましたが、今まで試したことのない方法も載っていたので、ちょくちょく取り入れています。

「今日はぐっすり眠りたい。」タイトル通りのことを毎日のように願っています…。

(日本人)

この本は何で見つけたのかまるで忘れてしまいましたが(どこかの本屋さんで見つけた?)、いわゆる日本人論というのは、歴史認識や政治思想が色濃く反映されたものも多いので敬遠していましたが、どうやらこの本はそういうものとは全く違うもののようだったので読んでみました。

いわゆる民族史などとも一線を画すものの、国際的な意識調査の結果から「日本にいる人」がどのように考える「傾向がある」のか、ということについての考察は納得が行くものでした。

が、後半の経済的な話については、上に書いた橋本治さんの『大不況には本を読む』とは全く考え方が異なり、僕自身の考えとも異なるものだったので、「う~ん、そうなのかなぁ」と思いながら読みました。

「居場所」のない男、「時間」がない女

最後は、この本なのですが、この本についても、既に書いたので(→『「居場所」のない男、「時間」がない女』)割愛します。

うーん、先月もあまり本を読んでいませんね…。