映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

町山智浩『マリファナも銃もバカもOKの国』

いわゆる「積読(つんどく)」していた本なのですが、読んでみました。
電子書籍で買った本なのですが、なぜ買ったのかは全く覚えていないのですが、読んでみようと思ったのは、最近映画を沢山観ていることもあって、映画評論家の町山智浩さんの評論を目にしたり、Twitterのツイートを読む機会が増えたからです。 

そういえば、電子書籍で買っていたな、と。
 

マリファナも銃もバカもOKの国 USA語録3 (文春文庫) Kindle版
 

電子書籍で買ってはいたものの何について書かれているのかは全く知りませんでした。
表紙の絵やタイトルから、アメリカ在住の町山さんがレディ・ガガや銃、マリファナなどの話題から、アメリカを評論するのだと想像していました。

が、実際は違っていて、町山さんが映画やテレビドラマなどの話題を中心にしながら、アメリカをも評論する、という内容でした。

そもそも、週刊文春で連載されているコラムのようで、コラムの面白さや評論の仕方、話の運び方はただただうなるしかない見事さなのですが、文章の最後に載っているイラストもとても良かったです。
町山さんがイラストを描くということを知らなかったので、そのうまさに驚いたのですが、イラストの上手さだけでなく、そこに書かれているコメントもまた見事だな、と思いました。

と、ここまで書いて、なぜこの本を購入していたのかというと、購読している津田大介さんのメルマガ(津田大介の『メディアの現場』)で、津田さんが学生の頃から虜になっていたのが町山さんの文章だった、というようなことが書かれていたからでした。
初めて町山さんの著書を読みましたが、津田さんを虜にしていた理由を自分も身をもって理解出来ました。