「SCOOP!」
作品データ(映画.comより)
製作年 2016年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 120分
映倫区分 PG12
ストーリー(映画.comより抜粋)
1985年に製作された原田眞人監督・脚本の映画「盗写 1/250秒」を原作に、芸能スキャンダルから社会事件まで様々なネタを追いかける写真週刊誌カメラマンや記者たちの姿を描く。数々の伝説的スクープをモノにしてきたカメラマンの都城静は、輝かしい業績も過去のものとなり、今は芸能スキャンダル専門の中年パパラッチとして、借金や酒にまみれた自堕落な生活を送っていた。そんなある時、ひょんなことから写真週刊誌「SCOOP!」の新人記者・行川野火とコンビを組むことになり、日本中が注目する大事件に巻き込まれていく。
勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★☆☆
感想
劇場公開されていた時から観たいな、と思っていて、TSUTAYAディスカスでリクエストしていました。
久しぶりにAmazonプライムビデオ(プライム会員だと無料で観られる)で観られるかどうかを確認したら、作品リストに入っていたので、TSUTAYAのリクエストを外して、Amazonで観てみました。
内容は、上に書いた通りのものなのですが、以前売れっ子だった週刊誌カメラマンが、現在はフリーのカメラマンをしていて、フリーのはずだけど、週刊誌の新人を任せられる、というもの。
週刊誌の売り上げも低迷していたのだけれども、二人がスクープを連発することによって、週刊誌の売り上げも回復し、二人の関係も深まっていく。
これだけだと物足りないとでも思ったのか、芸能人のスクープを中心にしていたのが、段々と社会的なテーマにも手を出していくことになり、最終的には、親しかったある人物が凶悪犯罪を起こし、それを親しいが故に写真に収めたり、師弟であるはずが、恋愛関係にもなる、という展開に。
親しかった人物が凶悪犯罪を起こす、というのはラストの展開なのですが、その前に師弟が恋愛関係になる、という展開で興ざめしましました。
設定上の年齢は分かりませんが、週刊誌カメラマンだった過去を考えると、新人との年齢差は20歳ほど。
仕事で毎日毎日2人きりでいたら親密になるのは分かりますが、20歳も離れている人と恋愛関係というか肉体関係を結ぶ、というのにどうしても気持ち悪さみたいなものを感じてしまいます。
こういう、年齢の離れた、特に男性が年上で、女性が若く、その2人が恋愛関係になる、というパターンは割と物語で描かれるのですが、男性側の妄想がフルに発揮されているようで、気持ちが悪く感じてしまいます。
その後に親しかった人物が凶悪犯罪を起こす、というのですが、これもあまりにも非現実的な展開で、何故これまでの流れをぶった切ってこんなことになるのだろうか、と。
前半は特に悪くなかったので、後半の展開があまりにも残念でした。