餃子の味、自分の味
先日、母の日だったので、実家にて餃子を作りました。
母の日だから、ということで一応僕が作りましたが、餃子を食べたかったのは僕自身でした。
一人で暮らしているのと、今住んでいるところが台所というのも相応しくないような料理する気力が全く沸かないところなので、外食時に餃子を食べたりしたものの、今いちしっくり来ませんでした。
先日、外出先で昼食の時間になったので、「ぎょうざの〇〇」(チェーン店)に入って餃子定食を頼んだのですが、なんだか僕の口にまったく合いませんでした。
母にその話をしたら、その店で売っている生餃子を家で焼いたらおいしかったということなので、僕の味覚が母とは違うのか、それとも、お店で焼いている様子を見ていたら大量に投入されていた油が原因なのか、どちらにせよ自分の口には合わず…。
ということで、自分だけのために作る気は起きませんが、何人かいるのなら、ということで、母の日という名目で作りました。
慣れていないキッチンやいつもと違うメーカーの材料で作るのは少し勝手が違い、包んだり焼き加減が難しかったものの、やはり「自分の味」になっていました。
自分の口に合っている食べ物を割と自由に食べられる環境って、それだけで幸せなことなのかも知れないな、と思いました。