映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

辛い時に一番大切なこと

自分でこのままでは危ない、と思い、病院の予約を取り、受診に至り、処方された抗うつ薬や、睡眠薬の効果で絶望感や不安の大幅な軽減、そして、不眠も少しだけ緩和されました。

 

その結果、今、こうしてブログを書くことが出来ているのですが、病院で受診するまでの間に、僕にとってはとても勇気のいることでしたが、それをしなければ、命を絶っていたと思います。

 

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 僕がしたこと、それは、「助けて」と助けを求めたことです。

 

8年半前にうつになったとき、助けてくれたのは、同居人や当時寮生活を送っていた同級生たちです。

僕の様子がおかしいと察した同級生が僕の部屋に急いで駆けつけたり、僕が用意していた道具を処分したりしてくれました。

でも、そのときは、僕自身では、彼らに「助けて」と自分から言うことは出来ませんでした。

 

今回、このまま死のう、と思い、実際にそれをしようとしたのですが、そのちょっと前の段階で、僕はある人に助けを求めました。

 

僕にとっては、もの凄い勇気のいることで、たった一言を言うだけで何時間も悩んだのですが、その人は、「とりあえず来なさい」と言ってくれました。

 

同居人にも、これから死ぬということを伝えたのですが、同居人からは一切連絡はありませんでした。

 

そのとき、その人がその一言を言ってくれなかったら、そもそも僕がその人に助けてと言わなければ、本当に終わっていたのだと思います。

同居人にしか伝えず、「助けて」とも言わなければ、僕は今ここにはいませんでした。

 

助けて、と誰かに言うこと、それは僕にとってはもの凄く勇気というか、大変なことでした。

 

でも、それを言って良かった、と思っています。

 

もし、今辛い状況にある人がいたら、どうか、誰かに一言「助けて」と言って欲しいと思います。

そして、そのときには、僕がそうだったように、1人だけに伝えるのではなく、複数の人に伝えて欲しいと思います。

 

以前、ラジオでこんなことを聞いたことがあります。

「3人に相談すれば、必ずその中の1人は味方になってくれる。」

 

一番身近な存在だと考えていた同居人(パートナー)には味方どころか、一層追い詰められましたが、複数の人に伝えたことは絶望の中にあって、一筋の光のようなものだったと思っています。