映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「男はつらいよ」

割と最近の作品を中心に観ていましたが、前から1度は見てみようと思っていつつも観ていなかった名作と言われる作品も観てみることにしました。

 

調べてみると、Amazonにプライム対象の作品があったので、とりあえず観てみようと思ったのが、「男はつらいよ」です。

自分が子どもの時から再放送でもよくやっていたし、シリーズが40作以上もあるので、自分よりも上の世代の映画、と思って今まで敬遠していました。

実際、「男はつらいよ」が好きと言っていた人は、自分よりも2世代くらい上の人ばかりでした。

 

でも、年齢に違いはあるけれど、そんなにとりこにさせる作品を観てみないわけにはいかない、ということで観てました。

 

男はつらいよ HDリマスター版(第1作)

 

松竹映画『男はつらいよ』公式サイト | 松竹株式会社

 

作品データ映画.comより)
原題 Am I Trying/Tora-san,Our Lovable Tramp
製作年 1969年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 91分

 

あらすじ(公式サイトより)
寅さんが20年ぶりに、故郷柴又に帰ってくる。歓迎ムードも束の間、寅は妹さくらの縁談をぶちこわし、また旅の人となる。奈良で旅行中の御前様とその娘・坪内冬子(光本幸子)と再会。幼なじみゆえ、気さくな冬子に恋をした寅さんは、帰郷してからも冬子のもとへ日参する。一方、裏の印刷工場につとめる諏訪博は、さくらへ想いを寄せていた・・・

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★★☆

 

感想

男はつらいよ」シリーズは全く観たことがなかったので(あったとしても子どもの時で覚えていない)、とりあえず第一作から観てみることにしました。

 

寅さんや寅さんを演じる渥美清さんの映像は何度も見たことがあったものの、とにかく、出ている人たちが「若い」ということに新鮮な驚きを感じました。

第一作では渥美清がまだ40歳になったばかり、妹さくらを演じる倍賞千恵子が20代後半、さくらの夫になる博を演じる前田吟も25歳くらいです。

 

話の内容もよく知らなかったので、この一作目でさくらと博が結婚するという展開が、40作以上も続いているシリーズとしては早い展開に感じましたが、40作以上も続いたのはあとからの視点なので、一作品としては、当然の展開なのかもしれません。

 

内容自体よりも、特筆すべきことは、なんと言っても寅さんの口上でした。

啖呵を切ったり、弁舌を振るったり、とにかく、その口上がすごかったです。

人情劇としての魅力も映画にはあるのでしょうが、僕はとにかくこの口上に惹かれました。

 

男はつらいよ」というタイトルの意味もわかったし、第二作も観てみたいと思います。