映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」

去年公開された「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のアニメ版が、最近レンタルが開始されたので、25年前の原作がAmazonでおすすめ作品として表示されていました。

ちなみに、アニメ版は未見です。

アニメ版は観ていませんが、主題歌はラジオでよく聞いていて、結構気に入っていたら、先日面会した子どもたちにこの映画の主題歌だと教えてもらいました。

 

youtu.be

 

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? - New Color Grading -

 

作品データ映画.comより)
監督岩井俊二
製作年 1993年
製作国 日本
配給 日本ヘラルド映画
上映時間 45分

 

内容allcinemaより)

「Love Letter」「スワロウテイル」の岩井俊二監督が、フジテレビのドラマ枠『ifもしも』のスペシャル版として製作した、打ち上げ花火を巡って繰り広げられる少年少女の夏の一日を、瑞々しくも郷愁あふれるタッチで綴った作品。小学生最後の夏休み。その日は学校の登校日で、夜には花火大会が行われる。プールでは典道と祐介が50mを競おうとしていた。そこに、二学期には転校してしまうなずながやってきた……。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★★☆

 

感想

45分しかないので、映画としてはとても短く、出演者もそのほとんどが子どもなのですが、とてもよく出来た作品だと感じました。

短いのは、もともとは、テレビドラマだったということもあるでしょうし、出演者の子どもたちの演技もよかったのは、テレビドラマがあったからかもしれません。

 

また、作品の内容自体ということではなく、出演している山崎裕太、奥菜恵などは同世代で、この二人だけでなく、ほかの子どもたちも僕が小学生の時にテレビでよく見ていた子役たちで、とても懐かしさを覚えました。

 

懐かしさを覚えたのは、物語で映し出される時代も自分が育った時代とリンクするからで、自分自身が小学生高学年の時に同級生の女の子に感じた少し大人びた印象や、小学生では結局どこに行くことも出来ない行動力や、小学校と自分や友だちの家だけでほぼ完結する世界など、まだ、思春期とは言えず甘酸っぱくもない幼いころの肯定的に思い出すことができるものだからかもしれません。