映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「アフタースクール」

 Amazonプライムでの評価が高かったので、いつか見ようとウォッチリストに入れっぱなしにしていた作品です。
 10年以上前の作品だし、見たことがないと思っていたのですが、記録を遡ってみたら、見たことがありました…。
 ホントにここのところの記憶力低下がすごいです。
 まぁ、新鮮な気持ちで見られたということで良しとします。
 


「アフタースクール」

 

作品データ映画.com
監督 内田けんじ
製作年 2007年
製作国 日本
配給 クロックワークス
上映時間 102分

 

あらすじシネマトゥデイより)
母校の中学で働く教師、神野(大泉洋)のもとに、かつての同級生だと名乗る探偵(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。探偵は、神野の幼なじみで今は一流企業に勤める木村(堺雅人)の行方を追っていた。心ならずも木村探しに巻き込まれるうちに神野の知らない木村の姿が明らかになり、事態は誰もが予想しない展開に向かっていく。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★★☆

感想
 記録を見たら、2014年に見たことになっていたので、5年前に1度見たことがある作品でしたが、冒頭で書いたように、記憶からすっぽり抜けていて、全く記憶にない作品でした。

 個人的に大泉洋が好きだということを抜きにしても、よく出来た作品だと思いました。
 大泉洋を始め、中心となる佐々木蔵之介堺雅人常盤貴子田畑智子の演技は安定していますし、何よりも、物語の進み方がとても良かったです。
 様々な伏線を回収するというか、どんでん返しが続くというか、実はこういうことでした、ということが1回だけではなく、連続で続いています。

 なので、よく観てないと、実はこうでした、という部分が分かりづらくなってしまうと思うのですが、それも難しい話にすることなく、物語の展開としても無理なところがないので、実はこうでした、という展開が続いても躓くことがありませんでした。

 その点で物語の展開に無理がなく、飽きさせることのない展開がとても見事だと思いました。

 けれど、★4つにした理由としては、様々な伏線を回収するという意味で似たような作品である「カメラを止めるな!」と違い、笑いというかユーモアの部分が足りない気がしたからです。
 僕自身は堺雅人がいるだけでなんだか笑えてきますが、彼がもう少しユーモアのある登場人物だったら、大泉洋との相乗効果でもっとユーモアのある作品になったのかなと思います。