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映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

財産分与調停2回目

 元配偶者から強制的に家から追い出されたすぐあとに家庭裁判所に調停申し立てを行い、その結果、7月末に元配偶者との内縁関係(事実婚)の解消と子どもたちとの面会について合意しました
 しかし、財産分与については合意できなかったので、改めて調停の申し立てを行い、2回目の話し合いが、1回目の2ヶ月弱後にありました。
 

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 今回で調停は通算4回目になりますが、初めて午後1時半から行われました。

 申立人待合室で待っていると、調停委員(男性)が呼びに来て、まずは最初の話し合いです。
 前回の調停で、財産分与の基準日となる日を決め、その基準日に基づいて、この調停の1週間前までに、自分の資産が分かるように、通帳のコピーなどを提出するように言われていました。
 僕自身が提出していたのは、通帳のコピー、基準日時点の投資信託の評価額証明書、生命保険の解約返戻金証明書です。

 僕が提出した書類については特に調停委員からはコメントはなく、受け取りましたということだけで、相手から提出された書類を手渡されました。
 調停を申し立ててから、半年以上、のらりくらりと提出を拒まれていた、元配偶者の通帳残高、投資信託の評価額、生命保険の解約返戻金が分かるようになりました。

 が、それと共に渡されたのが、義母の名前で提出された「報告書」なるもの。
 そこには、僕と元配偶者が法律婚をしてから、僕と元配偶者家族に「援助した」というモノと金額が日付と共に記載されていました。
 たとえば、義母から子どもたち(義母の孫)に買ってあげた本や、義母宅に子どもたちが泊まったときの食事代など、僕ら家族に対して義母が「援助した」(支払った)明細が載っていました。

 と、初めて元配偶者から資産の開示があったので、それだけで目を通すのが大変にも関わらず、義母からの「報告書」の束に戸惑っていると、調停委員から、義母の「援助」の中には、資産形成に対する「援助」になるものもあると説明があり、0にもならないし100にもならない(財産分与に全く含まない訳でも全部を含む訳でもない)とのことを言われました。
 また、同時に、元配偶者側が「養育する上でお金が必要だから2分割することはできない」と主張していることを説明されました。

 先に結論的なことを書くと、今回は、結局、提出された書類に目を通して何かを指摘するということは出来ず、終始これらの調停委員(男性)からの質問や意見に答えるだけで終わってしまいました。
 もう一度呼ばれたときはもっとひどかったのですが、今回の調停では、財産分与について申し立てを行っているにも関わらず、それとは関係のない、子どもたちとの面会や養育費について話をしてきて、それに反論するだけで終わってしまいました。

 たとえば「子どもたちと面会していないそうじゃないですか?」「子どもたちが父親に会うというのは、子どもたちの権利でもあるんですよ?」など。
 そもそも、今回の調停は、財産分与についてなので、面会の話は関係がないですし、その調停委員(男性)が元配偶者の話のみに基づいて、説教するように言ってきました。
 強制的に家から追い出されて、その直後から子どもたちに会わせて欲しいと元配偶者に何度も要求し、けれど、一番最初の調停が始まるまでは全く応じなかったこと、たまたま病院に行った帰りに子どもたちがいたので声をかけたら、元配偶者から「偶然などありえない」と子どもたちに近づくなと警告されたこと、それらの経緯など無視して説教してきたので、今回の調停内容ではない話ではあるものの、さすがに反論しました。

 こうした、今回の申立内容とは関係のない話ばかりで結局あっという間に自分の持ち時間としての1時間、元配偶者分と合わせての2時間が終わりました。
 ちなみに今回も、僕が最初の30分が終わったあとの元配偶者の話が1時間程かかり、調停委員に謝られました。
 けれど、「毎回のことなので構わないです」と言ったら、「毎回ですか…」と驚かれていました。
 僕は12年間一緒に生活していたので慣れというか免疫がありますが、普段接する機会のない人にとっては、ルールとかなんとも思わない人と関わるのは大変だろうな、と調停委員の方に同情しています。