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財産分与調停4回目

 前回の調停から約2カ月後、元配偶者との財産分与に関しての4回目の調停がありました。
 調停自体は今回で6回目で、前回も書きましたが、財産分与に関しての調停では、僕自身の財産は去年の4月から提示してあり、それの証明になるような書類を提出するだけでした。
 なので、財産分与の調停でやっていることは、元配偶者が提示をしてこなかった財産の提示を求めることと、提出された書類の確認などをしてきました。
 前回の調停でようやく元配偶者が財産を提示してきたので、もしかしたら、今回で終わるかもしれない可能性がある中、臨みました。

 

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 今回の調停も平日の午前10時からで、まずは申立人である僕が調停委員に呼ばれました。
 まず、最初に聞かれたのが、僕が提示してあった財産報告にあった借入金についてで、誰から何の為に借りたのかということを聞かれました。
 その借入金は親からで、主夫だったので稼ぎもなく、家財もない中でいきなり家を追い出されたので、新生活の為に借りたということを伝えました。

 それと共に僕が伝えたのが、今回の調停で終わらないのならば、審判に移行して欲しいということでした。(参照:裁判所|審判とはどのようなものですか。
 本来1カ月毎にやる調停を元配偶者の都合に合わせ先延ばしされ続け、財産の提示も渋ったり嘘の報告をされ、挙げ句に義母からの「報告書」なる実態のない請求をされ、調停自体1年も続けているので、元配偶者がさらに先延ばして来ることが予想されるので、財産の提示もされたので、今回の調停で終わらないのならば審判に移行して欲しいと伝えました。
 この2つの点を伝え、大体15分経ち、申立人待合室で待ちました。
 
 さて、申立人待合室で待つこと、60分ほど、いつものことではあるのですが、30分ずつが基本の中、今回も待たされ、調停委員が来たと思ったら、もう少し待って下さい、と伝えられました。
 その後も待ったので、結局75分ほど待たされました。

 そして、調停委員に改めて呼ばれて行くと、元配偶者が提示した財産の確認が始まりました。
 元配偶者が書いた手書きの報告書に書かれている金額と、それを証明する通帳のコピーなどとの照らしあわせです。
 ようやく全体が見えました。

 が、元配偶者が1時間以上も話した為に今回では終わらないと判断した調停委員により、次回の調停日が打診されました。
 4月から始めた調停を1年以上やりたくないことと、4月からは新生活が始まるので、1カ月後に設定してもらい、その次回の調停でもダメだったら、審判に、ということになりました。

 資産の確認と、次回調停日の調整で終わったのですが、そのやり取りの中で印象的だったのは、男性の調停委員が僕に対して向けていたジェンダーバイアスに気付いた点です。
 最初から僕が主夫でという話をしていたのですが、男性の調停委員は中々理解出来ていない様子で、思わず「はぁ!?」と言いたくなるようなことを言われたこともあるのですが、今回の調停では、「○○さんは男女逆の家庭だったんですよね」と確認されました。

 僕からすると「最初から言ってますが…」という感じではあるものの、この男性調停委員が抱いていた「男性が沢山稼いでいて家庭にはあまり関与せず、女性が家事育児をしながらパートもしていた」という思い込みが、「思い込み」で、僕らの場合は男女逆なんだと気付いてもらえたのは良かったです。

 調停の内容自体は今回もわずかしか前進しませんでしたが、個人的にはこの男性調停委員が抱いていたジェンダーバイアスに気付いてもらえたのは良かったと思っています。