映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

長沼睦雄『「敏感すぎる自分」を好きになれる本』

 季節の変わり目というか、今年は特に5月6月の毎日の気温の変化の大きさもあるのか、心身共にぐったりする日が続いていました。
 新しい仕事が始まった緊張もあるとは思うのですが、中々生きづらいなと思う日々の中で、少し気を落ち着かせてもらっているが、cakesのこの連載です。

 

cakes.mu

 
 自分自身がHSPだということはもう分かっていて、僕は自分自身がHSPだということが分かってから、例えば緊張しやすい理由や、他の人はあまり気にしていないということも自分は察知しやすいということなどが分かって楽になりました。
 今までも細川貂々、水島広子『それでいい。』武田友紀『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』などの本を読んできましたが、本屋さんに寄ったときにcakesで連載されている『10代のための疲れた心がラクになる本:「敏感すぎる」「傷つきやすい」自分を好きになる方法』と同じ著者が書いたこの本がわかりやすかったので、読んでみました。


「敏感すぎる自分」を好きになれる本 Kindle版

 

「敏感すぎる自分」を好きになれる本|青春出版社

 

内容青春出版社より)
ささいなことでドキッとする、ちょっとしたことに過敏に反応してしまう…。
それは性格ではなく、性質のせいかもしれません。
何事にも敏感に反応しすぎてしまうのが、「HSP(Highly Sensitive Person=非常に敏感な人々)」と呼ばれる性質。ある調査では、生まれつき5人に1人がHSP性質だとわかっています。
HSPの人は周囲の出来事や環境の変化に過度に敏感に反応してしまうために、生きづらさを感じたり、周囲の人から誤解を受けることも多々あります。
本書では、HSPの臨床医である著者がHSPの特徴を解説しながら「生きづらさ」を減らして生きていく具体的な方法を紹介します。

勝手に五段階評価
★★★★★

感想
 この本を手に取った理由は上に書きましたが、最近の課題としては、新しい職場、つまり新しい人たちに沢山出会う中で、どうやったら自分のこのHSPという特性をうまく伝えられるかということです。
 自分自身ではHSPだということは自覚しているし、ある程度対処も出来るのですが(例えば沢山の人が集まるような場所にどうしても行かなければならないときは、次の日を休息日にするとか、集中したいときにはイヤホンをして音を塞いだり、機嫌が悪い人がいる時にはマスクをして物理的にバリアを張るとか)、他の人にどうやったら説明出来るのか、分かってもらえるのかということが課題になっています。

 病気でもないけれど、僕としては困ることもあるので(たとえば自分の仕事をずっと誰かに見られていると緊張しすぎてミスをしてしまうので、ある程度放っておいて欲しいなど)、どうやったら分かってもらえるだろうか、と悩んでいます。

 で、僕自身の口から説明することもあるのですが、僕の口からだけでなく、HSP当事者ではない人が簡単に読めて分かってもらえるのに適しているのがこの本だと僕は思いました。
 HSP当事者向けに書かれている対処法などもあるのですが、HSPの特性や何故そういう人が一定数いるのかも分かりやすく書かれていて、HSPの人にどう対したら良いのかも書かれています。

 とりあえず、親に渡して良かったら読んでみてと言っていたところ、特に感想とかはなかったのですが、すぐに読んでくれたようでした。
 これからは口で伝えつつ、この本を渡してみようかな、と思っています。