映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

坂口恭平『まとまらない人』

最近、勝手に助けられている人がいます。 それは坂口恭平さんで、先日、彼を追ったドキュメンタリー映画「モバイルハウスのつくりかた」を紹介しましたが、坂口さんのツイートを見て、押しつぶされそうな気持ちをなんとか保っています。 そんな坂口さんの新…

「はじめてのおもてなし」

観たいと思っていた作品がAmazonプライムで観られるようになっていたので観てみました。 今回も新聞の映画評で気になったのでウォッチリストに入れていました。 digital.asahi.com はじめてのおもてなし(字幕版) www.youtube.com 映画「はじめてのおもてなし…

萩原あさ美『娘の友達』

いつも(ラジオクラウドで)聞いている荻上チキさんがパーソナリティを務めるラジオ番組Session-22、最近またチキさんオススメの漫画などの紹介があるのですが、その際に気になった作品が今回の『娘の友達』です。 www.tbsradio.jp チキさんが紹介する際に、…

「恋は雨上がりのように」

観たいと思っていた作品がAmazonプライムで観られるようになっていたので観てみました。 観たいと思っていたのは、どちらも感想を書いていませんでしたが、最初漫画(『恋は雨上がりのように (1)』)を読み、(家族と一緒に暮らしていた時に)アニメ(「恋は…

江戸東京たてもの園

新年からの転職に際し、引っ越すかどうか悩んでいたのですが、それを出張で東京に来た友人と会って夕食を一緒にとった際に話したら、「引っ越した方が良い」と即答されたので、引っ越すことにしました。 拘束時間10時間、通勤往復3時間なので、「私は9時間寝…

「ドント・ウォーリー」

ウォッチングリストに入れておいた作品がAmazonプライムで観られるようになっていったので観てみました。 チェックしていたのは、新聞での映画評で気になったからです。 (評・映画)「ドント・ウォーリー」 怒りと憎しみからの再生:朝日新聞デジタル ドン…

角田光代『愛がなんだ』

映画で観ようと思っていた作品(映画『愛がなんだ』公式サイト)なのですが、Amazonで詩や小説などを探していたら評価が高かったので、原作を読んでみることにしました。(映画の方はまだAmazonプライムで無料で観られるようになっていないので観ていません…

「BPM ビート・パー・ミニット」

新聞の映画評でいつか観ようと思っていた作品です。 Amazonプライムで観られるようになっていたので観てみました。 (プレミアシート)「BPM ビート・パー・ミニット」 権力と闘う市民への礼賛:朝日新聞デジタル BPM ビート・パー・ミニット(字幕版) 作…

俵万智『あなたと読む恋の歌百首』

先日書いた坂崎千春さんの『片想いさん』では、坂崎さんが読んで(特に恋愛面で)影響を受けた本がたくさん紹介されていました。(枡野浩一さんの『結婚失格』も同じ形式でしたが、枡野さんが坂崎さんのこの本に影響されたのかもしれません。) その中で、紹…

「娼年」

公開時にちょっと話題になっていたので積極的に観ようとは思っていなかったもののAmazonプライムで観られるようになっていたので観てみた作品です。 娼年 www.youtube.com 映画『娼年』公式サイト 作品データ(映画.comより)監督 三浦大輔製作年 2018年製作…

齋藤真行、さいとうれい『ぼくにはなにもない』

Amazonで突然表示された本です。 単行本は高かったのですが(1300円くらい)、電子書籍だと500円くらいだったので、思わずこのタイトルに惹かれ、読んでみました。 ぼくにはなにもない JRC一手扱い― 愛本出版 内容(愛本出版より)「ぼくにはなにもない。 家…

「スイス・アーミー・マン」

なんの映画だったかすっかり忘れしまいましが、数年前に子どもたちと映画を見に行った際、予告で流れていて、いつか見たいなと思っていた作品が、Amazonプライムで見られるようになっていたので見てみました。 スイス・アーミー・マン(字幕版) youtu.be 『ス…

足立紳『喜劇 愛妻物語』

先日ふと出来た時間に大きな本屋さんに寄りました。 そこで目にとまったのが、『それでも俺は、妻としたい』でした。 そのタイトルの直球さと表紙の絵に引き込まれパラパラとめくったら、結構面白そうだったのですが、単行本だったので、著者である足立紳さ…

「オーバー・フェンス」

観たいと思い、チェックしていた作品がようやくAmazonプライムで観られるようになっていたので観てみた作品です。 観たいと思っていたのは、(いつものように)新聞での映画評を読んでいたからです。 フラットな世界、贅沢に表現 「オーバー・フェンス」函館…

ゴッホ展

コートールド美術館展に行った日、そのまま上野の森美術館で開催中のゴッホ展に行ってきました。上野の森美術館 - 展示のご案内 - ゴッホ展 2015年にオランダに行き、その際にゴッホ美術館に行っているので、ゴッホ美術館の作品だったら観に行こうとは思わな…

「二十六夜待ち」

購読している朝日新聞では毎週金曜日の夕刊に映画評が載っています。 そこで気になったのが、「夕陽のあと」という作品です。(評・映画)「夕陽のあと」 「母」2人、交錯する眼差し:朝日新聞デジタル この映画評を読んでいたら、観たことのある(感想は書…

サヘル・ローズ×JIM-NET 異国で生きる孤独~イラン人がん患者、シャハワンさんと出会って

先日、Instagramを見ていたら、俳優のサヘル・ローズさんがこんな投稿をしていました。 この投稿をInstagramで見る 11/24(日)大塚にて18時半~ イラクで出会ったイラン人がん患者、シャハワンさんの事やグラウンドファンディングにいった経緯などをお話致しま…

「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」

寒暖差の厳しい日々を過ごしていますが、皆さん体調いかがでしょうか。 僕は、お腹の風邪を引いてしまったようで、しかも最初になめてかかってしまったのか、かなり長引いてしまっています。 症状が下からどんどん上に上がってくる感じで、熱は(測ってない…

コートールド美術館展

東京都美術館で開かれているコートールド美術館展に行ってきました。 コートールド美術館展 魅惑の印象派|東京都美術館 前売り券を買っていて、観に行こうと思っていたのですが、観に行こうと思っていた理由は印象派の作家たち、セザンヌ、モネ、ルノワール…

「クリード 炎の宿敵」

感想は書いていなかったようですが、前作、「クリード/チャンプを継ぐ男」がとても良かったので、その続編であるこの「クリード 炎の宿敵」も観たいなぁ、とチェックしていました。 Amazonプライムで観られるようになっていたので観てみました。 クリード 炎…

穂村弘『現実入門―ほんとにみんなこんなことを?』

文章を読んで「この人は天才だ」と思った人が僕には2人います。 1人はさくらももこさんで、漫画(『ちびまる子ちゃん』よりも『コジコジ』)もすごいですが、エッセイを読んだとき(中学生くらいだったと思いますが)、「この人は天才だ」と痛烈に感じたの…

坂崎千春『片想いさん』

先日書いた枡野浩一さんの『結婚失格』、私小説でありながら、その構成は、一つの区切り毎に一つの本を紹介するような形になっていました。 その中で触れられていたのがこの『片想いさん』です。 片想いさん (文春文庫) 文春文庫『片想いさん』坂崎千春 | 文…

突発性難聴

タイトルそのままなのですが、突発性難聴になりました。 それは、週の半ば、お昼頃の出来事でした。 以前(小さな時)から、「キーン」という音が聞こえることがあったのですが、今回は、プールなどで水が入ったかのような「詰まった感じ」が右耳に感じまし…

枡野浩一『結婚失格』

いつも聞いている歌人の桝野浩一さんと漫画家の古泉智浩さんのPodcast「本と雑談ラジオ」、桝野さんは離婚歴があり、子どもにもう20年近く会えていないことを度々話しているのですが、本にもなっていることを話していたので、僕は毎月とはいかないもの会えて…

フリーハグ日本縦断を達成したスヨンさんによるお話会 feat. K

先日、NHKのおはよう日本の中での報道を目にしました。 youtu.be 内容は上に載せたYouTubeを見てもらえたらと思いますが、日本でチマチョゴリを着てフリーハグをしている女性の話でした。 韓国などでフリーハグをしている人(桑原功一さん)の動画は見たこと…

「ラブレス」

ウォッチリストに入れておいた作品がAmazonプライムで観られるようになっていたので観てみた作品です。 気になっていたのは、新聞の書評で触れられていたからです。 (評・映画)「ラブレス」 現代社会を貫く、愛の不在:朝日新聞デジタル ラブレス(字幕版…

カリール・ジブラン『預言者』

先日、神谷美恵子さんの訳と文章が載っている『ハリール・ジブラーンの詩』を紹介しましたが、やっぱり、ハリール・ジブラーンの詩そのものを読みたいと思い、原著では持っているものの日本語で読めるものをということで、日本語に訳されている『預言者』を…

「2ガンズ」

Amazonでの評価が高かったので、知らなかった作品ですが観てみました。 改めて僕はバディものが好きなんだな、と感じました。 2ガンズ (字幕版) youtu.be 2ガンズ|ソニー・ピクチャーズ公式 作品データ(映画.comより)監督 バルタザール・コルマウクル原…

最果タヒ『きみの言い訳は最高の芸術』

先日寄った本屋さんで最果タヒさんの詩集が気になったのですが、単行本で高いので買おうかどうか悩んでいたときに、ちょうど新聞で最果タヒさんの言葉が2日続けて紹介されていました。 digital.asahi.com digital.asahi.com 紹介されていた言葉が良かったの…

「モバイルハウスのつくりかた」

Twitterを見ていたら、坂口恭平さんを撮った映画がAmazonプライムで観られるようになっているということを知ったので観てみました。 ちなみに坂口さんがどんな人なのかということを、紹介するのはとても難しいのですが、早稲田の建築学科を出た建築家なので…